投票参照

第136期決勝時の、#9はいたか夢路(吉川楡井)への投票です(2票)。

2014年2月11日 10時2分16秒

どの作品に優勝してもらいたいかと言うちょっと打算的な感じで考えた時にやっぱりこの作品かなと。
決して読者に媚びない姿勢と言うか、こういう文章を伸び伸びと書くのはさぞ楽しいだろうなーと思います。

全作品にコメントしたいんですけど時間が無いので取り急ぎ。

参照用リンク: #date20140211-100216

2014年2月11日 8時29分49秒

相変わらずこのひとの作品は捉えきれないのだけれど、選ばれる言葉の美しさ、そこから薄らと立ち上るイメージが印象深かった。読んでいて楽しい調子も効果的だと思う。

#15 ブラックアウツ
猫だなと思った。短編は猫派が多いのだろうか。かくいう私も猫派ですが。
描写する作者の目の細やかさを感じ、滅びゆく猫文化が漂わせる無常感は好みではあるが、もう一押し足りない。

#7 親戚付き合い
あ、付き合いってそういう意味かと。なんだろう昼ドラ的というかこういう人間関係自体がすでに入っていけないのもあるし、人間関係を図式されてもなあと思う。

#1 あたし
ところどころにひっかけがあって、少しずつ話がずらされてくみたいな、そういう仕組みはちょっと新鮮だった。でも肝心の中身は可もなく不可もなくて残念。

#5 仮面
これも昼ドラ的? #7と比較すると視点を一人に絞って内側を描こうとしてはいるけれどまだちょっと足りてない感じ。

#6 ごめんねのなみだ
「心で泣く」を描いてください。

#8 コミュニケーション
ひたすらに肩をぶつけてくる男というのは、読みようによってはすごくシュールで面白い。けれどそのシュールな感じは「ただそれだけなのだ。」という切実さと明らかに一致してなくて、その不一致を楽しもうというのはちょっとレベルが高い。どこをメインにしたいのか判然としない。

#12 最後のデザート
迷った。毎度ながら入りの引き込み方が悔しくなるし、表題のデザートの描写が秀逸、くだらないと自覚しながらの会話から滲む退廃もさすがという感じ。オチが少し弱くてデザートの描写のあたりが勝ってしまっている点と、「wは笑っているよというメッセージだった。」という説明は必要ないと思った(一回りして面白いけど、それでも)。

参照用リンク: #date20140211-082949


編集:短編 / 管理者連絡先: webmaster@tanpen.jp