第130期決勝時の、#10骨董通り(qbc)への投票です(1票)。
文章のリズムが好きです。すごく意識されて短文を蓄積されている。
日本語って「〜〜した」、「〜〜だった」みたいな文末になりやすい。
この作品は、あえて不完全な文章を散りばめて、単調になるのを避けている。
それに、短文とはいえ、描写を逐一重ねて累積させると、すごく暑苦しくなる。
この作品は主人公の打算を織り交ぜて、上手に中和している。
一人称なのに、妻や主人の動きもスムーズに読める。
すべて投票者より上手で非常に悔しい。
参照用リンク: #date20130804-170148