第13期予選時の、#23司書の仕事(林徳鎬)への投票です(5票)。
ほぼ状況のみの描写だけど、その世界には不思議と魅力がある。既視感があるので、評価するのに迷いがあったけれど、読後の感覚に素直に従って、投票します
参照用リンク: #date20030908-222504
図書館って「物語が置いてあるところ」という話をよくみるけど、本当は歴史とか博物の書なんかのほうがずっと多いと思う。人の歴史に愛の詩があるのはいいよなあ。
参照用リンク: #date20030908-220151
深夜の図書館という不気味で不思議な空間という設定は、
図書館の歴史を記した本の奇妙なルールや、
それが引き起こす奇妙な事態をすんなり受け入れさせてしまう。
結末も、深夜の図書館に相応しい静かなまとまり方で好き。
参照用リンク: #date20030908-030049
抽象的というか観念的というか、読む方がそれなりに頭を使う作品だが、図書館の描写にしてもハートの描写にしても、決してちんぷんかんぷんになるようなことはないので、不親切ということもない。短いなりの頭の使わせ方を心得ているように感じる。
参照用リンク: #date20030906-220149