第122期予選時の、#7男たちは暇があると空地に集まってキャッチ・ボールをする(なゆら)への投票です(1票)。
タイトル、6699 あるいは、6698 この字数構成。
……タイトルの名前付けで、ほぼ、オチている。このセンスは素晴らしい。ワンダフル!!
あざやかな 新律俳句 ホームラン!! ここからは、蛇足であるが、世の中には伝統と革新の渦がまいている。
その革新はなんとしても、575の、日本語のリズムをなんとかしたい。これが「革新」の一つの「伝統」である。
それをきれいに打ち破った、自由律の一つの形が提示された。6699、あるいは、6698、である。
きれいに、一つ収まらないのがまた素晴らしい。日本語の吃音こそ日本語の広がりの骨子の一つだ。
ここまでいいオチなら、サゲはもう少し長くてもゆるせるかもしれない。作者の見た野球は、草野球といわれる野球だったのか?
それとも、もっと、お手軽な、ボールキャッチと、呼ばれるような野球だったのか? 肯定的に見たのか? 否定的に見たのか?
その辺まで、作者の視角、風景のパノラマを説明する。サゲでもよかった。……様にも感じる。作者のやわらかい無防備な
心象風景の、原典がもう少し、読者から見えたほうがよい。……そんな気がした。
参照用リンク: #date20121119-114321