第120期決勝時の、#15もしも娘が生まれたら(朝飯抜太郎)への投票です(4票)。
すんなり入ってくる感と、読後感。
すんなり入ることばかりが良し悪しではないけれど、他の二つよりも「いいよね、これ」と感じられたので。
参照用リンク: #date20121008-204729
申し訳ないですが決戦のみの投票で失礼します。
おとなの
とは言ってもこれと次の一つは予選の時に読んでいました。
正直よく分かりませんでした。
おとなのおもちゃを紙袋にいれて持って帰るくらい涼しい顔で気軽にみんなやっちゃいそうじゃん、と主人公の切迫した心情に初っぱなから寄り添えなかったせいかもしれません。あと「あたし」という一人称と「上司K」にもちょっととってつけたような違和感を感じました。
もしかしてこれは叙述トリックというものなのでしょうか?
十五才の魔法
「魔法は姉さんの脳内世界でのみ使用可能だったようです」という言葉では傷つかないで「恰好つけなくてもいいです。」で傷つく特殊な自尊心ってなんだろう。……そういうものも有るのかもしれないけど。
もしも娘が生まれたら
全部読んでタイトルを見直してなんか悲しくなりました。
結局文体かなあという気もするんですが、これで。
参照用リンク: #date20121006-022101
『おとなの』
比喩なのか。誤解なのか。
何度読んでもそこがはっきりしない。
ぼやかしたままというのは好みではない。
『十五歳の魔法』
これ母親が手を振れと言っただけなんじゃ。
少年も驚くほどのことかな。
『もしも娘が生まれたら』
良い意味でありがちな話。
読者を楽しませようとしているのが伝わってきて読後感がいい。
参照用リンク: #date20121003-195725