第115期決勝時の、#15世界遺産(qbc)への投票です(4票)。
かなり迷いましたがこちらに。
一行目からいきなり世界遺産になるという破天荒な展開でしたが、むちゃくちゃなのにストンと収まっている。さすがです。
最後が新垣結衣さんというのもこれ以上ないくらいの絶妙なチョイスだと思います。
参照用リンク: #date20120507-110427
いい意味でバカバカしい設定と、感情表現の淡泊さが全編を通して感じられる。それがゆえに、最後のオチが違和感なく受け入れられ、ついつい笑ってしまう。読み終わった後、頭の中にストーリーとオチがしっかり印象として残ったので、投票します。
参照用リンク: #date20120506-051225
新垣結衣フリークとしてはこんな作品認めたくないし、新垣結衣が100年後に死語だとすれば、この作品だって10年後に生きちゃいない出来だろうと思うのですが
何はともあれ新垣結衣という単語に感動したクチなので
あるいは拙作『幻獣料亭』で図らずも取り入れた手法、その成功作と見た
そんなワタクシ的遺恨もある(嘘)
んなこたさておき
単に好きな女優の名前を用いられているだけでオールOKなんちゅーのは御法度御粗末レレレのレといったところではありますが、着眼点と語り口に敬意を払いたい、それが10年とも100年とも語り交えぬいまの気持ちです。(楡井)
参照用リンク: #date20120504-181931
この乾いた感じが面白かった。
短編の作品は文字数が少ないから、ちょっとした言葉や場面で文学っぽく見せられるんだけど、そういうのはちょっと青臭くて、これくらいのトーンを気取らずに書かれた作品の方が上手だなと思うわけです。
もちろん青臭くなく文学っぽい雰囲気を無理なく読ませてくれる作品もままあるんですが、今回は見当たらなかったです。最初の一行に魅力が無いとどうも読んでてぐだぐだしてしまう。
参照用リンク: #date20120502-012347