投票参照

第113期決勝時の、#12ミズナラメウロコタマフシ(霧野楢人)への投票です(3票)。

2012年3月8日 14時48分47秒

#14
 全体的にうまく纏まっているとは思うが、内容や文章がすっきりし過ぎていて、一つ一つのエピソードに重みが無いというか――あるいはさりげなさの演出なのかもしれないが、だとしたら描き方が雑だし、やっぱり平板な印象が残るかなあと思った。「モップ」というイメージをもっと深めたり、崩したり、拡げたりするような書き方の方が良かったのでは。



#13
 ガチガチに武装した言葉で書いているような印象を受ける。冬の氷をイメージしたということなら、それもいいのかもしれないが、だとしたらちょっと押し付けがましいかな。



#12
「自己主張」に対する抵抗には興味を持てた。でも、「カタルシス」についてはほとんど丸投げではないか。抵抗するなら徹底的に、すべてのものに抵抗すべきだ。


(euReka)

参照用リンク: #date20120308-144847

2012年3月8日 13時0分28秒

毎度のことながら今期決勝も非常にレベルが高く、散々迷った末、霧野楢人さんの『ミズナラメウロコタマフシ』に票を投じさせていただくことにしました。


・ミズナラメウロコタマフシ (霧野楢人)

クセの強い作品ですが、その独特の雰囲気と圧倒的な文章力、構成力に呑まれました。身近に潜む体験を主題にしていることで他人事とは思えないのが怖かったです。不安を煽る終わり方も良く、全体的にまとまった文章になっていると思います。いい作品でした。


・夜、石を投げる (よこねな)

最後の一文は蛇足だったのではないでしょうか。凍った池に石を投げるという着眼点、想像力を掻き立てる控えめな音の描写、じっと耳を澄ます人々の緊張感など評価すべき点は多かったのですが、どうも締まりが悪い文章になってしまっていると思います。面白い作品だからこそ、こういった細かい部分が目についてしまい残念でした。


・或犬の一生 (伊吹羊迷)

悩みました。犬の一生をテーマとして終盤では老衰し死ぬ場面まで描写しているにも関わらず、全体的に暗さがまったく感じられないのは素晴らしい点だと思いますし、プーリーという犬種を選んだことで物語に幅が生まれています。ですが、技巧的な面で特別目立った文章ではなかったので、良い話ではありますが、作品としては惜しい出来でした。

参照用リンク: #date20120308-130028

2012年3月4日 21時41分43秒

どれも素敵でしたが、やっぱり最後はこちらに。
感想云々ではなくて、Feelingでしょうか。

参照用リンク: #date20120304-214143


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