投票参照

第112期予選時の、#7モザイク(五十音 順)への投票です(2票)。

2012年1月31日 13時14分47秒

 さびしそうだけどどこかほのかな希望の光を感じました。

参照用リンク: #date20120131-131447

2012年1月16日 8時0分53秒

正直のところ、技巧という面で際だって優れていると感じられる点があったわけではなのだが、「本当に怖いのは、はっきりと共生していかざるを得ないものよ」というセリフが個人的に興味深い問題提起だったので票を投じさせていただく。
陽子は「死とか、来世とか、そんな不確かなもの」に対する恐れを否定している。死、来世と対置されるものは生、現世である。したがって、陽子は生、現世に見る「共生していかざるを得ないもの」に対して恐れを抱いているのだと考えられる。共生せざるをえない存在というものは世の中にあまたあるし、それに対する恐怖というのは別に珍しい感傷というわけでもない。そういう一般的な解釈を優先的に考慮に入れると、「それは彼女の病気のことだったのか、それとも──」という一文は、どこかに解釈を誘導するようで結論は結局丸投げ、という無責任さが見られるので蛇足だと思うのだが、死にゆく雪に問いかける、という行為自体は本作の総括とも取れる描写なので良いと思った。

参照用リンク: #date20120116-080053


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