第110期決勝時の、#16質問(euReka)への投票です(2票)。
アクチュアルな状況に関わる言葉は必然的に暴力的たらざるをえない。いや、むしろ、言葉が持つ本質的な暴力性が、現実によって照らし出される。そんな時、僕たちにできる唯一の選択は、その暴力性から視線をそらさないことと、そこから生じるあらゆる関係に対して閉じないことだ。電話を切ってはならない。(でんでん)
参照用リンク: #date20111204-225227
『窓の霜が融けるまで』
体言止めの乱用がなんか癪に障る。
『質問』
正直、何を伝えたいのかよくわからない。
よくわからないのだが、表現や語彙、事の運びから発せられる独特の雰囲気に「よく練られた不可解さ」のようなものを感じた。
作品のバックグラウンドに作者の濃厚な思想を感受したので、一票。
ついでに言うと、男のしぐさに妙な現実感があって良いと思う。
『ねこぢから』
世界を揺るがす力は恐るべきだが、そんなものどうでもよくなってしまうほど、微笑ましい。
それゆえに、ねこぢからは余計恐ろしい。そんな本作品が、余計微笑ましい。
そして非現実的であるにもかかわらず、店員の説明にはすごく共感、納得してしまう自分がいた。
ただ#16と比べると、次点かな、と思う。
もう少し、ストーリーとしての広がりがほしかった。
以上、自分の共感性から一歩引いての判断でした。
参照用リンク: #date20111204-024833