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第10期予選時の、#33古城にて(るるるぶ☆どっぐちゃん)への投票です(2票)。

2003年6月7日 14時46分20秒

「二日で覚えられるほどの城」というのが、「複雑なのか」は気になったが。
産まれて初めて良くしてもらった老婆の必死さを考えて、問わず。

王という存在を認識できなくても親切心を生きるよりどころにできる老婆と、親切心さえ利用して生きるよりどころとしての王という存在を認識しなければならない少年と少女は、どちらが幸せなのだろう。

荒れ果てた古城にめしいた老婆は安住の地を見ることができた。
その老婆を見つめる少年と少女の目は、どこかに続く道を見ていながら、その道の先は見えず、歩みだそうとはしない。
彼らの目は老婆のそれよりも、暗闇しか見ることができないのかもしれない。
<久遠>

参照用リンク: #date20030607-144620

2003年6月6日 19時10分29秒

毎度のことだがこの作者の作品の圧倒的な読後感には恐れいる。私自身作者の意図を全て読み解いた気はさらさらないのだが、それでなお後ろ髪を引かれずにはいられない。堪ったものではない。

参照用リンク: #date20030606-191029


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