投票参照

第10期決勝時の、#24ファミリーレストランで((あ))への投票です(3票)。

2003年6月19日 8時10分25秒

 苦渋の決断、泣いて馬謖を斬る思いでこの作品を推す。というか、『手術』を推さないことにした。
 もっともユニークである、という理由だけでも『手術』には推薦の価値があると思う。こういったユニークなものを書ける作者を応援したいとも強く思っている。しかし、まだ優勝するにはこの作品では早い。まだ彼に革命家の資格を与えるにはゆかぬ。と、おせっかいな親心に似た気もちで、ガンバレもうちょっと! と言いたい。すくなくとも、誤脱字のたぐいや「麻酔」の不整合は、手ヌキと言われてもしかたないでしょう。さらなる推敲校正を期待します。
 『ファミリーレストランで』はひじょうに安定している。ソツがない。ちょっと不条理的なアイデアなのに全体的な流れは自然でわかりやすいので共感することができる。上質のフィクションだと思いました。
 ほかの2作も、うまいとは思ったもので、技術的に劣るものではないけれども、いずれも趣味ではなかった。そのせいか、見えすいた技巧がハナにつくところもあった。こと「自然体」の文章技術で言えば『ファミリー〜』には弱点が見あたらない。

参照用リンク: #date20030619-081025

2003年6月19日 0時10分14秒

面白かったから。

参照用リンク: #date20030619-001014

2003年6月16日 3時4分34秒

 結論を先に述べると、予選で唯一推した作品なので。

 『手術』系統の作品が決勝に進出したからには、この作品を推すべしという意見はよくわかるけど、このテのナンセンス物には理解があるし、むしろ応援したいんだけど、優勝して「短編」に新たな歴史を築いて欲しいとも思うのだけど、肝心の読後感として、この作品はピンと来なかったので、そういう政治的な理由で投票するわけにはいかないのでした。残念。
 『欅』も、上手いとは思うけど味わえなかった。読者としての感性に問題があるのかもしれない。
 『フロントガラス』と推薦作で、投票を迷ったといっていい。推薦作に比べて疵があるとは思わないけど、クスリと笑わせてくれる推薦作のほうに、どうしても傾いてしまう。

参照用リンク: #date20030616-030434


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