タイトルが意味なく長くてごめんなさい。
ちゃんと感想を書きたかったんだけど、思ったこと一言くらいになってしまいました。
いろいろと、ごめんなさい。でも、もうしませんとは言わないのです。
「rocketttt」
「特に夢はなかったが、宇宙には行きたいと思った。それ以外には特にやりたいことはない」の部分が、そういう内面が、リアルだなって思いました。あたしの場合は、宇宙に行きたいの代わりに何が入るんだろう。
qbcさんは少年だと言っていましたが、あたしは青年だと思っています。
「お支払いはカードで。」
あたしはブラックジョークは好きじゃないんだけど、これはよくできたオチだと思います。でもそれまでに三人も傷つけちゃうのはやりすぎかな、カードが使えなくなる前を引き伸ばしてそこは一人くらいで急加速した方がいいのかなって思いました。
「憩いのひととき」
最後の「来週もまた来よう」がジンクスにしてるっぽくて、それが希望的に働いていていいなって思いました。
でも梅田さんが言うとおり、「いつも店に入るときと同じウェイトレスが」は、そういう効果を狙っているにしてもやりすぎだと思います。
「真夜中の待ち合わせ」
自転車で来る彼ってどんな人なんだろうという疑問があります。何かそれがカッコよくない。わざと完璧な人から外してるのでしょうか。
「仰ぐ空と花言葉」
「遅い」のセリフの前後の間の取り方が、うまいと思いました。やっていることもきちんと書いているし、そこだけ一行空けている書き方もインパクトがあると思います。
薫る甘さで、鼻につく甘さじゃないところがいいです。
「君の瞳」
ぽつぽつという書き方なんだけど、実はすごいことを書いているような気がします。怖い話系なのかな?
「拳銃の神様」
神様なのに目的とか趣味とか家族構成とか、しかも拳銃の神様なのに拳銃を使いそうな気がしないところが、面白いです。でもコントじゃないです。
「関係性の科学」
部屋に入れられてからかなり時間が経っていそうなんですけど、あたしだったらもうパニックになってると思う。結構冷静な方なのかな。
「The Little House」
きれいな思い出もいつか捨てなくちゃいけない時が来るのかと思うと、悲しくなります。だけど、二人はちゃんと持ち続けようとしていて、そういう希望がいいと思いました。
「二人」
この話も、暗い中にちゃんと希望がありますね。消えてしまいそうなろうそくの火のようで、温かいとも感じられますし、怖いと思うときもあります。
「剥がれてしまったので」
爪が急に鱗になっちゃったけど、きっとこの人は悲しい運命から緩和されたんですよね。手放しで喜べない結果なんだとあたしは思いましたが、いかがでしょう。
「数学と生活」
太平楽だなって思いました。古くさい言葉なんだけど、つまり古くさい感じ。悪い意味じゃなくて。こういう感じで勉強することができればすごいなとは思います。
「無色」
怖いですね。何だかよくわからないけど、何だかよくわからないからかな、怖いと思います。「無色」ってそういうことかな。
「木蓮を踏む」
この話も怖いと思いました。「鈍い刃物」は父だけでなく、落ちて汚れた木蓮の花を踏んだ「私」にも感じられたからです。
「一年ぶりの父は、一年分老いていた」は当たり前なんだけど、感心した言葉で、だけど具体的にどうなのって思いました。いいのかよくないのか、よくわからないです。
「そして私は月光の道をたどり、この場所へ帰ってきた」
強い気持ちが脈打っているんだと思いました。初めはひたひた、まん中では静かな中でも強く、そして最後には激しく。それが何か、あたしにはわからなかったんだけど、生きてるんだって言ってる気がしました。
「頃合」
「久本は自分が腰田の肉体の延長のように感じられる」ってことは、この二人は対等ではないんですね。言葉の使い方にこだわってるんだなって思いました。どの言葉にも何かの意味を込めて使っているように見えます。
「沼蝦」
静かだけど動いている、胎動しているって言葉がいいのかな、そう思いました。一周回って何も起きないんだけど、だけどそういう気持ちは確かにあって、それは無駄なんかじゃない、大切なことなんだと思います。
「擬装☆少女 千字一時物語19」
四日になって一人で初詣に来る人ってどんな人なんだろうって思いました。
二人だけだから成り立つ、微妙な空気ですよね。他に誰かいたら絶対こうはならない。
「マスターよしえ」
「なるへそなるへそ」っていつくらいの言葉でしたっけ? そういうものを面白く組み合わせられるのがうまいなって思います。
Tシャツの字も師匠の字なのかな。
no nameさん、感想ありがとうございます。
腐女子宣言したのって、私でしょうか…(笑)
「剥がれてしまったので」なんて、患者が男なら、カンペキにBLですよ!!!(笑)
患者の性別、特定しなかったし。あ、医者もそうですけど。
最後の、心中するのかお前ら、っていう終わり方といい。
(でも医者が非情で「お前なんぞ知らん」と逃げる←ひどい。)
以下、珍しくネタバレな感じで自作のことを書いてますので、もし先入観なく作品を読みたいと思ってくださってる方がいらっしゃいましたら、先に作品をお読みください。
〉「剥がれてしまったので」
〉 爪が急に鱗になっちゃったけど、きっとこの人は悲しい運命から緩和されたんですよね。手放しで喜べない結果なんだとあたしは思いましたが、いかがでしょう。
医者の見立てでは、むしろ、もともと鱗だったみたいです。(相変わらず他人事)
そして緩和というより、むしろ、悲しい運命に”戻った”ような気がします。
だってほら、医者は元に戻すのが仕事なわけで。
そういう意味では、患者は感謝してますが、手放しで喜びたくない、アンハッピーエンドな話だと思いたいです。幸せは他にあるはず!
でも運命からは逃れられない。
…って考えると、やがて海の泡のように消えてゆくだけの短い命、それは誰でも一緒のことで…なんていう無常観につながって、ブラックホールに吸い込まれそうな不安感を覚えます。
とてもそこまで表現しきれていないとは思いますが。
ネタばらしをすると、この作品の根底には、川崎洋の詩、『やさしい魚(うお)』があるように思います。(この詩は合唱曲になっています。歌詞こちら→www.fureai.or.jp/~t-mura/yasashiiuo(female).html)
魚の鱗は、はがれるもの。
そして魚は死ぬもの。
何かそういう共通の認識がある気がしました。特に、このBL感バリバリの二人の世界、二人きりの世界、に。
看護婦ジャマ。(←腐女子はよくこういうことを言います)
暴走発言、失礼しました。
教えてください、あたしに足りないもの。
足してください、あたしに欠けてるもの。
ちょっと思いついたからって、あたし、調子に乗ってた。
まだまだちゃんと読めてないって教えてもらったから、もう一度読みました。
思いなおしたこと、新しく気がついたこと、全部ごめんなさいって言わなくちゃいけないことなんですけど、書きます。
「憩いのひととき」
GL要素発見です。バリバリできる女性の総務系の人が、ゆったりしている喫茶店の雰囲気を意識しないところで恋しく思っていて、そのシンボルのウェイトレスさんに淡い想いを抱いている、そんな見方もアリだなって思いました。
「真夜中の待ち合わせ」
どういうわけか、あたしは最初、この物語には四人いるように読みました。
加也さんと彼と彼女さんと、書かれていないけど、彼の奥さん。加也さんは二号さんで、彼はさらに他の女の人と遊んだりしてる。他の方の感想を読んで、何でそう思っちゃったんだろうって考えたんだけど、理由がないんです。
好きになっちゃったらもうどうしようもないって切なさが、よく伝わってきました。
「仰ぐ空と花言葉」
「一途な彼は私の愛しい人」のところだけが「彼」なんですけど、他は全部「貴方」で、実はここも「貴方」でいいんじゃないかと思います。
そうするとGL読みができます。花言葉に叶わない願いを託す切なさが、そこに生まれます。
最後の二重かぎかっこは、二人で大空を仰いだそのときの言葉ではありませんよね。花束ならばカードなのでしょうが、ここは一輪しかないからそういう潜ませ方はできなくて、「私」が後で花言葉を知ったときに「貴方」の心中を推し量った言葉なんじゃないかなってあたしは思いました。
「君の瞳」
6年生にBLは絶対やりすぎですが、BL読みはできます。一目惚れから始まってさらに好きになっていく、崇拝にも似た恋。
「二人」
これもGL読みができそうな気がします。妹が姉のことを想ってるって方向で。だから妹は一緒に笑いたい、姉は姉で本当は誰かに救ってもらいたくて、一番に意識しているのが妹だと言うのは、無理がありすぎるでしょうか。
「剥がれてしまったので」
〉患者が男なら、カンペキにBLですよ!!!(笑)
というお言葉をいただいたのが、今度の書き直しのきっかけです。で、読んでみたところ、BLよりGLだとあたしは思いました。
〉患者の性別、特定しなかったし。あ、医者もそうですけど。
数ヶ月前の心身の疲れは恋煩いの破局直後で、それから食は取れるようになったけど抜け殻みたいな状態で、そんなときでも爪が剥がれて破傷風になるのは怖かったので病院に行った。そこで出会った医者だけが私に親身になってくれる、医者の方は職業柄ですが、そこでほろりと寄りかかるような心情になってしまった。そんなところかなって思います。解説をもらってやっとそこまでたどり着いたのですが。
〉最後の、心中するのかお前ら、っていう終わり方といい。
オプションで、医者の方も感情移入してしまうというのもアリですね。
あ、ここまで全部GLの理由がないですね。なぜそう思ったかって言うと、絵的によさそうだからです。
「そして私は月光の道をたどり、この場所へ帰ってきた」
BLでもGLでもないのですが、第64期で最も強い恋心は、実はここにあるのではないかと思います。恋というのも愚かなくらい、強い気持ち。
「頃合」
あたしの最初の読み方をちょっと訂正します。
あのときは「結局帰ってくるのはお前のところ」と言いましたが、女の子と話をするのは照れ隠しのポーズで、実は腰田は久本一筋。さらにオプションで、久本の最後の忠告も自分の一部のような存在の腰田が真人間に返って幸せになってほしいという意味があって、その底には久本も腰田のことがということが潜んでいるというのもよさそうです。
他の方の意見を聞くって大事ですね。あたしの気づかなかったことを、いろいろ教えてもらいました。第64期の作品が、もっと面白くなりました。それでもまだ、途中かもしれませんが。
〉教えてください、あたしに足りないもの。
〉足してください、あたしに欠けてるもの。
足りない、だなんて。
読んでくださって、感想いただいて、それだけで私はとても嬉しいです。
エスカレーターの感想なんて、ホント嬉しかったですよ〜。
また、これまで、作品は作品のみで完結するべきで、解説するものじゃない、と思ってきましたが、サイト短編は掲示板もあり、投稿者も同時に他のみなさんの作品の読者であり、投票することもできるわけで、交流サイトとして考えるなら、掲示板にて自作を語ることも含めて楽しんでも良いかな、という気になりました。
それで書きこませていただいたことで、何かヒントになったのでしたら、これもまた、嬉しいです。
〉「剥がれてしまったので」
〉 数ヶ月前の心身の疲れは恋煩いの破局直後で、それから食は取れるようになったけど抜け殻みたいな状態で、
ああ、そこまで想像していただけるなんて、作者冥利に尽きます!(笑)
〉そんなときでも爪が剥がれて破傷風になるのは怖かったので病院に行った。
余談ですが、破傷風(病気)を心配するあたり、まだこの人は人間の文化の中にいて、という象徴かもしれません。そこから人間でない生き物のほうへとシフトしていく物語。
〉そこで出会った医者だけが私に親身になってくれる、医者の方は職業柄ですが、そこでほろりと寄りかかるような心情になってしまった。そんなところかなって思います。
私のイメージからすると、医者はもうちょっと、神の視点に近いかもしれません。むしろ占い師に近いかも。
〉解説をもらってやっとそこまでたどり着いたのですが。
いえいえ。読みやすい書き方をしなかったので。今回は特にことさらに。
〉〉最後の、心中するのかお前ら、っていう終わり方といい。
〉 オプションで、医者の方も感情移入してしまうというのもアリですね。
ありです! ありありv
それならそれで、悲劇的なハッピーエンドだったんですが…カンペキに、やおいな世界になったと思います。昔だったらそう書いてたと思います。べたべたべったり。
なのに、なぜか、最後に医者が突き放したので、むしろ私が自分で自分に驚きました。(笑)
〉 あ、ここまで全部GLの理由がないですね。なぜそう思ったかって言うと、絵的によさそうだからです。
BLかGLか、というのは、私の中で明確に区別があるので(そしてそれを語りだすと脱線しすぎるので割愛しますが・笑)、絵的に、という理由だけだと、ちょっと釈然としないんですが…というよりむしろ、やおいのほうが性に合ってるので…って、やおいとBLの分類も微妙ですけれども。
まあでも確かに、人魚は女性のほうがいいですね。それなら看護婦じゃなくて看護士(男性)にして…(笑)
感想拝見してて、他の作品についても、私なりに感想を書きたくなりました。
間に合えば、久しぶりに全感想書けたらなぁと思っています。
(でもちょっとムリそう…すみません・泣)