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本文: 〉 全作品をひととおり読むのは三回目ですが、千字よりもだいぶ字数の少ない作品は此処でいう「短編」ではないような気がしています。千字でさえ、内容をかなり詰めなければならないのに、その半分程度の分量では、挿話も語れないでしょう。 〉 〉「ホームルームの時間」 〉 「たま」がグループ名にしか思えない私には入り込めない世界だった。授業をする「先生」の意図もよくわからない。感傷的なだけの授業を評価することはできない。 〉 〉「思慮深い人」 〉 さして深い思慮には思われなかった。せいぜい未練が多い、或いは優柔不断である程度。 〉 〉「空のボク、大地のボク、海のボク」 〉 三種の「ボク」が生きていないのではないか。意図がよくわからない。登場する女子だけが異常に現実的なようだが「可憐な女の子は髪が長い」「ショートヘアで男子みたい」等の描写で叙情性は失われている。「大地のボクがそう思うなら、クラスの誰もがそう思っている」という自信がどこからくるのかも不明。 〉 〉「キーボードの上の羽」 〉 面白そうな予感はある。字数に余裕があるので内容を詰めると、伝わりやすくなるのではないか。わからない部分を勝手に埋めて、そう感じているだけで、この空白が埋められるとつまらなくなるのかもしれないが、それはそれで仕方がない。今のままでは面白く感じる手前で作品が終わっている。「カラカラ」「そのテ」「ウマク」などの片仮名表記が連続していて鬱陶しい。 〉 〉「瀬戸際の主」 〉 最後の一文が感傷的すぎて、読んでいる方は冷める。老人が死の瀬戸際で、生きているのに変化がない、という部分は面白い。しかし「もしやあの扉から異世界につながっているんではないか?」とは思えない。どこに焦点を絞って読むべきかわからなくなる。 〉 川野氏が指摘するように、「扱い」には粗雑の方がよいか。倒錯めく、超える、程度は創作なので許せる範囲とも思う。 〉 〉「秩序を想う」 〉 或る男の夢想だが、その内容に特別の面白さを感じられない。幻想的というほどでもない。文体も中途半端で、口語的にしたいのか、文語的にしたいのか、わからない。 〉 〉「早春賦」 〉 発想は面白いが語り方が巧くない。落ちの描き方に、一工夫あるとよかった。台詞の部分にも魅力を感じられない。 〉 〉「仙丹」 〉 漢字が多くて厳めしい印象だが、書いてある内容はごく普通のことで、期待はずれ。 〉 〉「掌」 〉 「トラブルに会い」は「遭い」か。 〉 〉「マイソフィスト」 〉 「吉田」の魅力が伝わってこない。「私」は「吉田の思考に影響されている」というが、「吉田」の思考の内容がよくわからない。 〉 〉「僕の天秤」 〉 「空気が気持ちいや……」は脱字か。 〉 〉「横断者」 〉 同じ筆者の前作にも感じたが、幻想文学というには弱い。発想は面白いが、生かせていない。ふくらませる部分を考えるとよいのではないか。 〉 〉「桜の樹の上には」 〉 「曾祖父」「せかい」「鳴動」のつながりがよくわからなかった。 〉 〉「猿の証明「2+2=5」」 〉 「才気煥発」だと「オテンバ」で、「知性を内側に隠す」のが「淑女」なのか…… と考えさせられた。 〉 〉「子犬のワルツ」 〉 「早く決めたほうが良いに越したことはない」とは言わないだろう。早く決めたほうがよい、早く決めるに越したことはない、などが自然。 〉 〉「せぶんてぃ〜ん」 〉 「第十八度行動指針」という表現を不自然に感じた。 〉 非現実的なことを非現実として描いても面白くない。せっかく女子の氏名を具体的に連ねているのだから、現状に至った理由も、「太陽に飛びたった瞬間から」などではなく、具体的または現実的なほうがよいのではないか。 〉 〉「餅を焼く」 〉 「父の仕事のつながりだが」という部分は、なんとなく伝わるが、字数に余裕があるので、あまり略しすぎずに書いてもよいのではないか。冒頭の「極めつけ、」なども同様に感じた。 〉 全体に内容がばらばらで、どこに焦点をあてて読めばよいか、わからなかった。 〉 時代性、他者との関係、生活・文化(の変化?)、これらの要素がそれぞれに語られているだけである。文体で新鮮に感じさせようとしたのかもしれないが、成功していない。 〉 〉「未来の乗りかた」 〉 笹帽子氏の意見に同意する。乗り物にのる方法はどうでもいい。あえて「戦争」を選んだ彼のその後をこそ知りたかった。 〉 〉「幸福を促進できる?」 〉 作品名と内容がつながっていないように感じた。意識がはっきりしないときに現実にはないはずのものが見える、というのはよくあること。しかも平凡な愛情表現(場面)が長らく続いた後で、ごく普通の終わり方をしていると、あえてこの作品を書く(読む)意義が見出せない。 〉 〉「泥鰌」 〉 冒頭に「といえば」「と思えば」(二度)が続き、単調に感じる。その後も「といえば」が続くところを見ると意図的に繰り返しているのかもしれないが、読んでいて快くはない。 〉 微にいり細をうがつ、という言い方はあるが、「微細に入って」は聞いたことがない。 〉 「ウドン」を散らかして思いにふける描写は面白いので、そこに集中してもよかったのではないか。「僕」の姿勢の描写が成功していない。
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