仮掲示板

予選結果発表しました

おそくなりすみません。70期予選の投票結果を発表しました。
http://tanpen.jp/70/result.html


時間が無くて編集作業が昨日からになってしまったのですが、頂いた投票を拝見していて非常に悩ましい状況があったため、どう対処すべきか考えこんでおりました。

1点、同じ投票者の方より1作品・2作品と2通に分けた投票があったため、それは1通の投票としてまとめさせて頂きました。
その他については変更はなく、そのまま掲載しております。

ただし投票全体を見ていると以下のような状況が発見されました。
・同じIPアドレスからの投票が4通
・その中の1通と同じ投票者名の投票(携帯端末より)が1通
・その1通とかなり近いIPアドレスからの(かつ、名前・メールアドレスで「4通」の中のものと似た特徴が見受けられた)投票が1通

これらをどのように扱うかについては非常に悩んだのですが、同じIPアドレスであってもそれが同一人物によるものとは必ずしも断定できないため、結局そのまま掲載することにしました。
しかしながら、投票を確認した時のこの憂鬱な思いを自分だけで抱えるのに堪えられず、このような状況があったことを敢えて述べさせて頂きました。(すみません)


読者を多く集められていないことの無力さを感じておりますが、今後の運営をより良く改善できるよう、努力していきたいと思います。

これは事変だ、と思う

 『キュウリ』に票が集中したことよりも、管理者から報告があった事項よりも、もっと由々しきことが第70期予選で起こったと私は考える。このことにより、投票結果に疑問を持った三度目となった。

 なぜ『八月の光』と『イリュミナシヨン』に一票も投じられていないのか。

 こう挙げておきながら、両作共に私は読めていないので、その魅力を論じることができず、非常に残念に思う。それでも思うところを言えば、以前に「これに比べれば他の作品は作文に過ぎない」というような感想があったが、この表現を借用すれば両作は文句なく作文の域を超越していると言えよう。表現したい心情を直接的にではなく読者が想像できる物事を用いて描くものが芸術ではなかっただろうか。そしてそれに文字を用いたものが文芸、小説ではなかっただろうか。私はどちらの作品からもそれをつかみきれていないが、それは私の読解力のせいであり、どちらの作品からも表現したいものがあることは私にも強く感じられた。それほどの作品が評価をされなかった理由がいったい何だったのだろうか、両作の本当の魅力と共に、是非教示いただきたいものである。
 私自身も両作に投票していないのだが、その理由もあわせて述べておきたい。短く言えば、読めなかったこともあるが他の誰かが投票するだろうと甘い観測をしていたことが理由である。予選における私の投票行動は、多くの場合好きと思った作品を優先し、次に良作と思った作品を挙げている。そして、良作と思った作品の中では、誰も投票していない作品を優先している。この作品はもっと評価されるべきではなかったのかという主張のためだ。ただし、どうしてもこの作品を推したい、あるいは推すべきだというものがあればそれが最優先される。読めなかったために両作は最優先とはできず、結果として投票への優先順位が下がってしまい、投票しなかった次第である。詫びるようなことではないと思っているが、こうなってしまうとそういう気持ちも少し起こってしまい、こうして掲示板を汚してしまった。
 こうして書いていると、意見を述べている私自身ですら、常連びいきではないかと思ってしまうのだが、第70期はそういう作品が出揃ったのだと私は信じている。是非他の方の意見も聞きたいものだ。まとまりが悪いが以上、短編終わった、と言われる前に一歩だけでも踏みとどまりたい。

Re:これは事変だ、と思う

 お久しぶりです。

 一番最初に短編に投稿した時は、大体自分の感覚と投票状況・優勝作品が一致してて(だからこそ投稿し始めて)、でもしばらく間が空いてから再び投稿し出した時は、若干その辺のズレが見えてきて、これは自分が変わったのか参加者の皆さんが変わったのかなぁと不思議だったのですが、最近の掲示板を見ていると、他にもそう思ってる方がいらっしゃるのですね、変な話、少し安心しました、ということだけお知らせさせていただきます。

 だからどうすべきか、みたいな意見は持ち合わせていないのですが、何も書かないよりは良いんじゃないかと思って書いてみる事にしました。黒田さんの発言の内容はよくわからないですが(話題の両作品をしっかりと読んでいないので)、最後の一文「短編終わった、と言われる前に一歩だけでも踏みとどまりたい」は応援したいかなと思い、書き込みに踏み切りました。

 いわゆる常連とか古参とか大御所っていう人たちがぐだぐだやってるのは見てて気持ち悪いですし変化はある程度あるべきだと思います。けどそういう方達が「短編オワタ\(^o^)/」と去っていってしまって、ここで作品が読めなくなるのはちょっと悲しいかなと、どうしても思ってしまいます。

 読み返すとやっぱり中身ゼロの書き込みなんですが、中身が無くても一存在というか、一投稿として短編が良くなるのに役立てば幸いです。なんか丸投げですいません。

Re:これは事変だ、と思う

〉是非他の方の意見も聞きたいものだ。

 と仰られているので、僕なんかの意見でアレなんですが、書いてみます。

 僕は黒田さんが指摘している「由々しきこと」に対して、事変だとも林檎だとも思いませんでした。
 というのも、「それほどの作品が評価をされなかった」とは言い切れないのではないか、と思うからです。

>予選における私の投票行動は、多くの場合好きと思った作品を優先し、次に良作と思った作品を挙げている。

 と黒田さん自身も仰っているように、「好きと思った作品」と「良作と思った作品」とは時に違う物だと僕も考えます。そしてどちらに票を入れるかということも、投票者に委ねられたことです。誰しもが良作に票を入れるとは限りません。ならば良作に票が入らない事態が起きてもおかしくないんじゃないか、と思うのです。

 僕は投票にあたっては「これ、好きだな」と思った作品になるべく票を入れています。もちろん例外もあります。
 『八月の光』は僕も良作だと思いますが、個人的に好きではないので投票しませんでした。
 『イリュミナシヨン』については悩みました。作中用いてられている平仮名と漢字の使い分けやおかしな言葉遣いは、計算された末のものでしょう。しかし計算されたものとは思えない、素で間違えておかしな日本語を使っている作品も昨今出てきています。『イリュミナシヨン』を読んで「qbcさんって漢字もわからないし日本語も変なのに優勝するんだー」と思う人も、信じられないかもしれませんが、いるんじゃないかと思います。そういった未熟とすら言えないような作者を増長させるんじゃないか、と勝手に心配して投票しませんでした。個人的にはめちゃくちゃ好きなんですけど。

 票が入らなかったからといって、評価されなかったと思うのは僕は違うんじゃないかな、と思います。全感想とかに評価が出てくるだけでも立派に「評価された」と言っていいと思います。「短編」はコンテストサイトですが、「純粋な」コンテストサイトというわけではありません。こうして掲示板で作者と読者がいろいろ発言できる時点で完璧に公平性が保たれているわけではありませんし。ならば票が全て、とも言い切れないのではないかと思うのです。

 僕は黒田さんの主張を、『八月の光』と『イリュミナシヨン』は良作→なのに票が入っていない=二作品が評価されていない→おかしい、と読んだのでこういう反論になりました。違ってたらすみません。


 ところで僕はやはり、北村さんが報告してくださった内容の方が興味があります。
 組織票なら対抗できず泣き寝入り、となるしかないかもしれませんが、同じIPアドレスから、というのはなんとかできるかもしれないしなんとかした方がいいんじゃないか、と思います。家族みんな「短編」のファンです、とか、同じ会社や学校に「短編」の読者がいっぱいいるみたいです、とか言われるかもしれませんが、感想だけ見ても文体や主張内容から同一人物かどうかのある程度の推測は可能だと思います。そういう投票をカットするシステムがあった方がいいかもしれません。
 が、いくつか案を考えましたがどれもこれも微妙なので、やっぱり泣き寝入りするしかないかもしれません。

 それと、これらの投票は全て「キュウリ」への投票だろうと勝手に推測して話しますが、同一人物臭い投票が6票で残りが2票。つまり3票。なんだ、じゃあどっちにしろ「キュウリ」は決勝行ってるんじゃないか、と思いました。

Re*2x2:これは事変だ、と思う

 ――すべては、投票の絶対数が少ないことに起因する。

 票が入りそうなはずの良作に票が入らないことも、身内票によるかさ上げも、絶対数が多ければ多数意見にうずもれる。絶対数が多いほど、平均値といったものは特異な偏り方はしないものだ。
 だから、本当の解決策は投票数の増加以外にはない。しかし、サイト『短編』の特徴である投票活動をはじめとする意見の自由は、それを強制することとは相容れない。読者を含む参加者の自主性に委ねられているのだ。そして多くの参加者が投票しないことを選択している結果が、これだ。
 『短編』の世話になっている身としては言うべからざることだが、誰がどこで作品を発表しても構わないし、ファンはそれを追って『短編』を離れても良い。だからと言って、短編終わった、の発言は許すべきものではない。ちょうど一年前の「ムラ」論議を思い起こさせるような不毛なものに、私は思えた。

 また、同一IPからの投票を計上しない案が提示されたが、私は反対する。
 なぜならば、同一IPであっても同一人物であることは証明できないからだ。考えられるケースとしては、友人や家族で同じネットワーク上から投票すること、同じ学校に通う他人が学校で投票すること(大学ともなると他人である可能性が増す)、同じネットカフェからの投票など、いずれも近しい人物である可能性はあるが、そう思われるだけで証明はできない。だからこそ第70期予選はその投票を計上したのだろうし、私は推測だけで計上しないことはするべきではないと思う。

 一歩踏みとどまりたい、とは言ったが、私に新たにできることなど、ない。

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