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 毎回同じようなことばかり書いている気がしますが、感想を書きました。簡潔にまとめておくと、行頭一字下げとか『!?』のあとの空白とか各種書式の統一とか状況がわからないとか読むのが大変とかまた幽霊かとかそういうことが書いてあります。「よくある感想」ですね。
 #8、#9、#13がおすすめですが、もし一つだけ読むなら#12がよいでしょう。

#1 葬式にて
 『正座して、座っている。』は冗長な感じがします。
 改行が多過ぎると思います。
 『おわり』は書かなくてもわかるので、この作品では敢えて書く必要はないのではないでしょうか。

#2 隻手の音を聴け
 たぶん並べ替えても並べ替えなくても読めるということなのでしょうが、四行ほど並べ替えてみたところで疲れてしまいました。読むのに気合が要るのは困ります。
 『様に』が多い気がします。漢字だから目立つだけかもしれませんが、『様に』とつけずに直接的な言い回しにしてしまっても問題ないように感じられるところもありました。

#3 京都
 行頭一字下げがされていません。
 『言ってくれた』『微笑んでくれた』のが誰なのか、明示的に書かなくてもわからなくはないんですけど書いてある方が読みやすいと思います。
 『その瞳に頷いた。』というのもわからなくはないんですけど別の言い方を探した方がよかったと思います。
 あとは、『きっと〜ちがいない』という呼応はありなのか、とか、細かいところがいろいろ気になりました。

#4 夜道
 行頭一字下げの有無に規則性があるようなないような不思議な感じがします。
 三点リーダーは二つ並べて使うものらしいです。
 状況はよくわからないですが、なんでもきちんと説明しなければいけないということもないと思いますので、読む側があれこれ考えればよいのでしょう。個人的には共感しづらい場面でした。

#5 擬装☆少女 千字一時物語35
 『!』の後は一文字空けるっていいますが、こういう使い方のときはどうするんでしょうね、難しいな。
 『それの姿が聞いていたそれだった。』は初見ではちょっとわかりづらいのではないでしょうか。

#6 ビューティフル・ネーム
 『?』の後も一文字空けるっていいますし、空けた方が読みやすいと思うんですが、行頭と同じで空けない文化圏があるんでしょうか。
 なんかいろいろと気になるところはあるんですけど、1000文字でカタをつけるために端折ったということなんでしょう。リアルか否かよりも、共感できる箇所があるかどうかを重視する作風とか読み方もあるという話を最近どこかで読みました。
 異性装も性同一性障害も、フィクションの世界でも前例が増えてきているので、それらを踏み台にすることで1000字小説でも説明的な描写をある程度省けているのだろうと思いますが、踏み台にされるべき材料ばかりが増えていて、うまく扱われている例は少ないような気がします。

#7 幽霊
 『八月』だけ漢数字になっています。
 もらった薬をその日のうちに飲んで『今目の前で何が起こったのかを理解してから、気絶した。』のであれば、『17の時』という言い回しはすべきでないと思うんですけど、他の人はそうでもないのかな。
 ところで、誰か幽霊短編というサイトを作ってみたら繁盛するんじゃないでしょうか。

#8 夏 ☆
 伯父さんは独身なのかな、なんていうことが気になる年になってきました。もうだめだ。
 おかしなところはないと思いますが、読後のインパクトもあまりなかったので、票をとるのには不向きな作品だと思いました。なにかこう、描写一つでも投票につながることはありますので、そういうのを狙ってみてもよかったんじゃないでしょうか。

#9 夏の日 ☆☆
 他人への距離感に関する描写の積み重ねと最後の墓参りのギャップが自分にも思いあたる節がないこともなくて、うまいこと人間のダメなところが書かれていると思います。個人的には短編の作品でオチが効いていると感じるのは珍しいことです。

#10 オルガン
 作者が出てきてこんにちは、な作品は当たりはずれがはっきりしていることが多いと思うんですが、この作品に関してはどっちともいえない微妙な感じがしました。というのは猿が出てくるたびに作品に著しく非現実的なレイヤーが一枚追加されているからかもしれません。猿が出てくる作品に作者が追加されても大きな変化が生じないように感じられました。

#11 あなたの性格がわるいのは母親のそだてかたが原因だったのだ
 漢字をあまり使わないことに意味や規則性があるのかないのかわかりませんがとりあえず読みづらかったです。勘弁してつかあさい。
 伊集院光っぽさを感じるところがちらほら見受けられました。だからどうということはないんですが。
 女は三十代前半なんだろうと思うんですが、かなり老けちゃってるんでしょうか。

#12 約束
 確かに『完』だ! となんか感動しました。序盤はバキSAGAみたいなテンションですね。
 料理が下手という設定が出てくるとげんなりするんですが、みなさんはいかがでしょうか。

#13 林先生 ☆
 だいぶお久しぶりのご参加ですが、また作品を拝見できて何よりです。
 宝くじが当たったら、こういう生命体のような暮らしをしたいのですが、当たりません。

#14 作品
 映画の話とメディアの話との間に距離感を感じて、つながりが悪いかなあと思いました。
 『僕』の考えていることも『神様』の考えていることもピンときませんでした。

#15 八月の光
 毎度よくわかりません。

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