1 幽幻の 桐月 593
いつごろからか、普通に書かれた文章とか視線が滑るようになってしまった。ヘッドラインのないパラグラフは読めないみたいな感じ。見慣れた言葉が並び過ぎててなんか読めない。
2 彼女ははさみ みりん 528
冒頭はなんか不思議な感じで読んだんだけど、
はさみは可愛い
はさみは大人しい
はさみは聞き上手
ってところで挫折。
3 推理を求む 足跡 421
冒頭のいい加減さに笑った。こっちもよく分からんよこれじゃ。
4 はーいそれじゃ タツヒコ 475
こういう短いセンテンスだと、どんなもんでも読めるのかもしれないな。恋してるっていいですよね、って思った。
5 おとぎばなし 木春菊 710
「結婚を機に引っ越した先の一軒家に、私はなかなか慣れることが出来ないでいる。」っていうのがどうにももっさりしてて説明してるなって感じだった。でも、こういうテンションでえんえん続けてくれたらつい読んじゃうんだろうなって思った。短い文章だと、それが光らない印象。ただ時間を奪うためだけに小説は存在してる。
深夜にかかってくる女の子の(一見)無駄なお喋りに思えて良かった。
「結婚を機に引っ越した先の一軒家に、私はなかなか慣れることが出来ないでいる。」みたいなのは、それを表す行動で示しちゃえばいいんだけどね。これ、今のだとテレビドラマだったらナレーションで解説してる系。映像で暗示したほうが上品。読者の脳を刺激する。
6 イマジネイション 壱倉柊 1000
なんかやろうとしてるんだけど、なにやろうとしてるのか分からないよーみたいな。
7 新幹線 かおり 337
なんか、良かったんじゃないのかな、って思った。
8 鼻曲がり地獄の一丁目 三上 圭介 1000
よく分かんない。なにかやろうとしたんだろうなって思った。
9 プロペラ機 しろくま 1000
なんかかっこつけてんだよな。僕は人と違うんです、みたいな印象がある。瞬間、せつな的にキャバクラいきたくなった、はあ。
10 卓上の高級猫缶 十六夜 1000
こういう人ほんとにいるのかなあ、って思って、作者に対する疑念を抱く。こういうの。
11 穴 Y.田中 崖 1000
いいな、って思ったんだけど、動物にするアイディアとか体の一部がぽろりと取れたりするのもそこまで新鮮じゃなかった。あと、そのアイディアに固執してる感じがして、なんか疲れる。こうしたいんだろうな、って作者の意図にお付き合いさせられてる感じ。
もうちょっと書きまくれば妙な脂がおちておいしそうになりそうな感じ。
12 でも、奥さんには内緒です。 Qua Adenauer 1000
奥さんに内緒です、で笑うところなのかもしれないけど、なんか笑うに笑えない感じ。民話すぎるというか。純朴すぎる。ある意味この純朴さが怖いと言えば怖く、都市伝説のような。ああ、この奥さんに内緒ですが1000エピソードくらい続けばホラーになるかも。
13 盗作 ロロ=キタカ 901
時どき思うんだけど、これ小説にする意味あったの? とか思う。思った。
14 畜笑 志保龍彦 1000
この失敗けれんみはなんとも居心地がわるいのう。
16 ピープル、それは人々 るるるぶ☆どっぐちゃん 1000
るるるぶさんが遅い!
17 女の子 euReka 992
最初のとこで、めんどくさい文章だなあ、って思ってもう読めない。
18 『空と風と水と』 吉川楡井 1000
さいきんほんとに日本語を読むのがかったるくなって、といっても他の言語がわかるわけでもなく、これからもずっと日本語かよ、とか思うとうんざりするんだけど、例えば「白い和毛の生えた膚が青空を背にし聳える赤い山稜の前を横切ると、疲弊と空腹で霞がかった視界に爽やかな風が宿り、遠のいた意識も辛うじて蘇った。」みたいなのがもう読めない。
味わう部分なんだけど、こういうのがもう読めない。長い。線で描くとこんぐらがった文意だけど、こういうものが受け付けられない。目に映る映像と、内面が混載された文だけど、こういうのがだめなんだろうな。あと、「靄」のあとに「爽やか」とか。言葉からは印象を受ける。その印象のアップダウンの差が激しいと、もう受け付けられないのかもしれないな、とか。白と赤もそうだな。青もあるし。色とか、身体感覚とか、もうほんと混ざり過ぎで忙しい。ここ、比喩で示したら良かったんじゃないのかな。ぶわーっと。それかもう、いっそ絵でいいよとか思った。
〉18 『空と風と水と』 吉川楡井 1000
〉さいきんほんとに日本語を読むのがかったるくなって、といっても他の言語がわかるわけでもなく、これからもずっと日本語かよ、とか思うとうんざりするんだけど、例えば「白い和毛の生えた膚が青空を背にし聳える赤い山稜の前を横切ると、疲弊と空腹で霞がかった視界に爽やかな風が宿り、遠のいた意識も辛うじて蘇った。」みたいなのがもう読めない。
〉味わう部分なんだけど、こういうのがもう読めない。長い。線で描くとこんぐらがった文意だけど、こういうものが受け付けられない。目に映る映像と、内面が混載された文だけど、こういうのがだめなんだろうな。あと、「靄」のあとに「爽やか」とか。言葉からは印象を受ける。その印象のアップダウンの差が激しいと、もう受け付けられないのかもしれないな、とか。白と赤もそうだな。青もあるし。色とか、身体感覚とか、もうほんと混ざり過ぎで忙しい。ここ、比喩で示したら良かったんじゃないのかな。ぶわーっと。それかもう、いっそ絵でいいよとか思った。
やはりこれに触れなければならないと思うと嫌気が差すのだが。
被災の現場にいる僕にとって、この短期間に視た情報は、ひどく多すぎた。
目まぐるしいというのはこのことで、頭に詰まった混沌、溜まったフラストレーションを吐き出すには僕には小説しかなかった。結果生まれたのが本作であり、それ以上でも以下でもない。表現のコントロールを失った作品の典型例だ。
フィクションは逃げ場にはなるが救いにはならない、と思うこの頃。こんな状況下にいる人間が何かに逃げるという行為を不謹慎と思うむきはさすがになかろうが、逃げ込んだ先もまた震災の影響を受け、しばらくは呪縛から解放されないと思うと、逃げ場にもならなかった。
これを創作的被爆と呼ぶなら、某県民に要らぬ視線が差し向けられているのも仕方のないことかもしれない。本作を客観視するとそんなことを思う。『空論と風評と水害と』それが本作の正式名称。
なんてしょうもない話はおいといて、心機一転、次回がんばります。
ありがとうございました。
今更かもしれませんが、全作品に対する感想の投稿は、少なくとも予選が終わるまで、自粛された方がよろしいのではないかと。ツイッターによる感想も然りです。
返信という形ではありますが、これは、掲示板に感想を書き込まんとする全ての人に対する、私個人からの提案です。
感想というものは、えてして、作品自体に影響力を持つもの。
それはつまり、他者の感想にも影響を与える可能性があるという事です。
好意的な感想なら構わないでしょうが、作品にとって負となる可能性がある感想が、投票前に投稿されるというのは、如何なものでしょうか。
票なぞ取れなくても、読んで貰えるだけで嬉しい作品投稿者もいらっしゃるとは思いますが、出来れば票を得たいと考えるのが一般の思考と思います。
この件に関しては、賛否両論ある事でしょう。
それと、予選の結果が出る前に、投稿した自分の作品に対する、如何なる言説も慎むべきと思います。
関係ありそうなので一応意見述べますが、感想投下(自分のにせよ他の人のにせよ)なんていつでもいいと思うけど。
他人の感想に左右されるんであれば、それは(投票という行為や得票したという事実も含めて)所詮その程度のもんってこと。
管理人さんがどうお考えなのかわかりませんので、今後何らかの方針が示されればそれに従いますけどね。
反応の自然な流れを阻害するような提案には反対です。
書きたいときが感想のタイミングですよ。
〉今更かもしれませんが、全作品に対する感想の投稿は、少なくとも予選が終わるまで、自粛された方がよろしいのではないかと。ツイッターによる感想も然りです。
〉
〉返信という形ではありますが、これは、掲示板に感想を書き込まんとする全ての人に対する、私個人からの提案です。
〉
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〉感想というものは、えてして、作品自体に影響力を持つもの。
〉それはつまり、他者の感想にも影響を与える可能性があるという事です。
〉好意的な感想なら構わないでしょうが、作品にとって負となる可能性がある感想が、投票前に投稿されるというのは、如何なものでしょうか。
〉
〉票なぞ取れなくても、読んで貰えるだけで嬉しい作品投稿者もいらっしゃるとは思いますが、出来れば票を得たいと考えるのが一般の思考と思います。
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〉この件に関しては、賛否両論ある事でしょう。
〉
〉それと、予選の結果が出る前に、投稿した自分の作品に対する、如何なる言説も慎むべきと思います。
〉好意的な感想なら構わないでしょうが、作品にとって負となる可能性がある感想が、投票前に投稿されるというのは、如何なものでしょうか。
〉
〉票なぞ取れなくても、読んで貰えるだけで嬉しい作品投稿者もいらっしゃるとは思いますが、出来れば票を得たいと考えるのが一般の思考と思います。
ていうか、そんなかっこつけて一般論みたいにしなくても、「投票前におれの作品にケチつけんな票もらえないだろ」って言ったらいいんじゃないでしょうか。
好意的にせよ、否定的にせよ、いずれの感想も『他者の感想にも影響を与える可能性』があるんだから、『好意的な感想なら構わない』というのは、すなわち「おれの作品を褒める感想なら可」と読めますよ。
〉それと、予選の結果が出る前に、投稿した自分の作品に対する、如何なる言説も慎むべきと思います。
僕に関係あるのはここかな。
じゃあ一言。
ごめんなさい。
まあどうでもいいと思うけどね、そんなこと。作者や他者が何を語ったって揺るがない一票が欲しいですよ。一票の重みってそういうことでしょ。
自粛ムードよくない。
様々な反応、ありがとうございます。
小説の投稿がある以上、反応もあり、その流れもまた、あるのは事実です。
ただ私は、その流れは、予選の間は、投票によってのみ表されるべきだと考えたのです。
さて、早々に4件もの返信があったわけですが、4件とも、否、とのこと。
提案の方は下げさせていただきます。