仮掲示板

Re*2:『1番ショートコウタ背番号6』感想の後半

〉 スペースシャトル発射の日に、そんな話を。

〉 筋力で跳ね上がるエネルギーは、真上に跳ね上がった場合、最高到達点においてはすべて位置エネルギーに転化する。位置エネルギーは、物体の質量をm、重力加速度をg、高さをhとすると、mghの積で表される。体重が半分になることによる筋力への影響を無視すれば、同じエネルギーで跳ね上がることとなるので、mが半分になった分、hが二倍になる。
〉 この単純な考察によれば、クイズに正解した主人公は従来の二倍の高さにジャンプできるのであり、その程度のことで天井に突き刺さるということは考えられないのである。

〉 そこはまあ、お話というもの。

>神様の声を聴くのはこれで3回目
とあるので、仮にその2回とも正解していたとすると8倍の高さまでジャンプできるのであり、天井を突き破っても別におかしくはないかもしれないような気がします。

どちらかといえば、天井突き破ってどうして死ぬのかが謎です。物語上避けて通れぬ死です。ひどい。

Re*3:エネルギーに関する私の考察はこの辺が限界

 衝撃を評価することは私の力量を超えているので、論の展開はここが限界となります。
 体重の変化によって飛び上がるエネルギーは変化せずにジャンプの高さが変わると仮定しておりますので、天井を突き破れるか否かという評価は、そもそも頭上すれすれに天井があったとしても跳躍力でそれを突き破ることができるのか、という考察に置き換えても良いかと思います。エネルギーの変化を考慮しないということは体重の変化しない常識的な状態で考察しても同じということであり、現実にはそれができるようには思えませんので、体重が軽くなったことで天井を突き破ることには無理があるという結論になります。
 それもお話というもの、と言ったところで、予定された死を用意することがひどいというご意見を読みまして、天井を突き破っても死なないとすれば良いのではないかと私は最初に思いました。しかしこれは間違いで、そうしてしまうと、体重が重くなったことで首の骨が折れてしまう、という部分が浮いてしまうことになるので、やはり主人公には死んでもらわなければならなかったのだと気づきました。そう思うと残酷な話で、体重が半分になった場合も倍になった場合ももう少し別のコントのような話を用意できれば良かったのかもしれないと思い直しました。
 『アカシック・レコードをめぐる物語 暗闘編』ではアカシック・レコードを無為に所持する時間を作らないことばかりを考えて主人公を殺してしまった、そんな黒田皐月の感想でした。

運営: 短編 / 連絡先: webmaster@tanpen.jp