最近の経済的自殺、に関して
橋本治の考察
日本の格差社会は隔差社会である、と。
昔なら貧乏になっても
貧乏人同志のコミュニティ、貧乏人の町があった。
今は貧乏人になると行き場をなくし
(ワーキングプアとは働いてもずーっと
貧乏である人たちのことを、一時的に貧乏に
陥っているだけで貧乏人ではない、
と言ってるみたいです)
「隔差」であり「放置された人」として置き去り
にされ、「貧乏人」という名前さえ与えられない。
「格差」を前提にして成り立っている
格差社会は貧しくともそれなりに生きていける、と。
どうしようもなく恨みをもつものは
怒りを他社や社会にむけたら殺人、テロで
自分にむけたら自殺ですが、
自爆テロの心理、自己の尊厳をかけた
社会への唾棄、絶望感、絶交表明ではないでしょうか?