感想全作品分書きます。行頭一文字空けはもうしなくても構わないコンセンサスが出来上がったのですか。
#1.劣性少女
しっかり書かれています。一番目にこれがあるおかげで他も読みやすくなりました。お手本です。次はもうちょい崩したものを読みたい。
#2.二人の男が賭けをした。
上手いこと書こうとして失敗したみたいです。読点と受動表現は地盤ができてから増やすのが良いと思います。回りくどさが印象に残りました。
#3.空想世界の君
空ける行を三行と二行でずらしたのは何か意味があったのでしょうか。過去完了から過去、過去から現在で分けたのかな。でも全部回想口調だし。
#4.俺の秘密
特にありません。石について書きたかったのでしょうか。
#5.入れ替わり
よくできているんじゃないかなあ。あまり感慨がありません。
#6.不都合な大罪
あっちゃんと全部書いてしまった。最後の単語は使うまでもないと感じました。まあ誰が読むか分からないしね。
#7.秋
それでどうしたのよ。もうちょい文章に味があれば、そうだよねで済むのだけど。
#8.ループ
起き上がる、どうでもいい、と繰り返したのはループの意味付けもあったのでしょうか。「なったことはなかった」はちょっとしつこい感じです。「会いたくなかった」も現在形で押しちゃって良かったんじゃないでしょうか。楽しく読めました。
#9.水辺のベンチ
タイトルが好みです。前半は梨木香歩のエッセイに出てきそうで、後半の「なんだとお」「知らなかったなあ」へのソフトランディングが良かった。
#10.はい、子ども電話相談室です
あ、そのまんまな奴だ。金武宗基がまた怒るんじゃないでしょうか。そうでもないか。
#11.小川家の井戸
面白いのだけど、何とか他を削ってmを片仮名にでも直せなかったでしょうか。漢数字のあとでは浮きます。最後の一文も能動態の方が引っ掛からないように思います。そこだけリズムが崩れました。
#12.さよなら死神
雰囲気あるなあ。しかし何も起きなかった。
#13.壁面のようなものが
書き慣れているのが良いです。省略が上手で心地良い。「様式美として」とか、気が利いています。
#14.ハンマー九十九
「釘を刺す」はこの使い方しても良いのだったか。