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 アイデアはいい。まず、こうかくと、次に何を書けばよいか?

 では、率直に読後感に進もう。絞りカスを出されたようでとまどった。

どこかの総理大臣が話しにいったら、チーズしか出さなかった。と、不満たらたら、チーズなんだから酒は出したんだろう。おからとか、酒粕料理もある。

 どちらもカスに違いがない。アイデアはいいが、カスを読まされた。そんな感じだ。読後感です。



 さてさて、もちろん、作者のアイデアと読者のアイデアがおなじである。
そんなわけはない。どんなアイデアであったのか。想像するに、

 ダチョウの遺骸の肋骨に、金時計の鎖が引っかかって揺れている。風も感じないのに揺れている。

 そんな、はなしとか、

 ブーフストロガナスが、ゆうくりと腸にくだっていく。とか、エッセンスを

吸い出してしまう。存在、生命、お手前、摂生のことを書くと、ひらめいたのだろう。

 で、出てきた結果が。かすだった。わけだ。 いやけしてチーズが腐っていたとか。なんくせをつけるわけじゃありません。絡むつもりもありません。

 面白かったんですよ。たた、カスだと感じた。 ……のです。










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