仮掲示板

Re:83期全悪口1

 ①物語:出来事を時系列に淡々と記述するもの
 ②文学:作者の思想を表現するもの。人間そのものを考えるもの(人間をクローズアップするもの)。
 ③小説:言葉で表現出来ないものを言葉で表現するもの。語りえぬものを語るための一つの方法。(たぶん、人間を引きで捉えること)

 ↑私なりの分類、定義、考えです。〈①物語〉はqbcさんと同じで、〈②文学〉は一般的な文学の定義でしょう。〈③小説〉の、“言葉で表現出来ないものを言葉で表現するもの”というのは一見矛盾した考えのようにも思えますが、我々は“言葉”というやっかいなものに支配されている以上、そうせざるをえない。“言葉の海”に溺れないため、“言葉”の支配から逃れるためには、毒を持って毒を制すしかない(言葉を持って言葉を制すしかない)ということです。
 私は〈①物語〉にも小説の可能性を感じています。なぜなら物語は、“言葉”では表現出来ない“物語の構造”を持っており、その“物語の構造”で何かを語り得るかもしれない可能性があるからです。
 ちょっとわかりにくいかな。これじゃ伝わらないかな。でもすごく興味深い話題だったので。

Re*2:83期全悪口1

定義なので細かくなりますが、

(1)物語に関しては、「淡々と」というのが私とは違います。
結果的に淡々としているようには見えるのですが、それはあくまで読み返した後、結果的に感じる印象であって、記述している最中は「淡々と」を書いているわけではない。

(2)に関しては、私も「一般的な文学の定義」だと分類しています。ただ、「一般的」という言葉が何も定義していない言葉ではありますが。

(3)に関しては、「言葉で表現出来ないものを言葉で表現するもの」というのは、過ロマンチックだなと感じました。
私は定義します、言葉で表現できないものは言葉で表現できない。ユリイカさんがどういうニュアンスで「矛盾」を使ったか分からないのですが、当然、言葉で表現できないものは言葉で表現できない。
「物語の構造」は面白いですね。出来事の羅列は、例えばその順番を入れ替えることによって読者に新鮮な驚きを与えると私は考えます。



〉 ①物語:出来事を時系列に淡々と記述するもの
〉 ②文学:作者の思想を表現するもの。人間そのものを考えるもの(人間をクローズアップするもの)。
〉 ③小説:言葉で表現出来ないものを言葉で表現するもの。語りえぬものを語るための一つの方法。(たぶん、人間を引きで捉えること)

〉 ↑私なりの分類、定義、考えです。〈①物語〉はqbcさんと同じで、〈②文学〉は一般的な文学の定義でしょう。〈③小説〉の、“言葉で表現出来ないものを言葉で表現するもの”というのは一見矛盾した考えのようにも思えますが、我々は“言葉”というやっかいなものに支配されている以上、そうせざるをえない。“言葉の海”に溺れないため、“言葉”の支配から逃れるためには、毒を持って毒を制すしかない(言葉を持って言葉を制すしかない)ということです。
〉 私は〈①物語〉にも小説の可能性を感じています。なぜなら物語は、“言葉”では表現出来ない“物語の構造”を持っており、その“物語の構造”で何かを語り得るかもしれない可能性があるからです。
〉 ちょっとわかりにくいかな。これじゃ伝わらないかな。でもすごく興味深い話題だったので。

Re*3:83期全悪口1

 返信ありがとうございます!

〈①物語〉の「淡々と」という言葉は、思想など余計なものを入れずにという意味で使いました。しかし、書き手の気分と捉えられても仕方ない説明でした。

〈②文学〉で使った「一般的」という言葉は、“特定のものでない”という意味でもありますから、「定義」の意味である、“ものごとの意味や内容をはっきりと説明する(特定する)”というものと、確かに矛盾しますね。

〈③小説〉の定義として示した「言葉で表現出来ないものを言葉で表現するもの」という一文についてですが、これだけでは全くの意味不明であり、これを読む人は、そこに書いてある通りに読めば、ただ矛盾を感じるしかありませんし、その後の説明も、私の頭の中だけでしか理解出来ないものでした。
〈③小説〉の定義をもっと別の言い方で表現すると、つまり小説とは、「言葉に足元をすくわれないようにする方法を探るもの」ということになるかと思います。そして足元をすくわれない方法として「言葉で表現出来ないものを言葉で表現する」という、ある意味ロマンチックな考えを思い付いたわけです。これは定義というより、私の勝手な理想と言ったほうがいいのかもしれませんね。

「物語の構造」については、これから色々試していけたらいいなと思っています。

 ずっと自分の中だけで考えていたことだったので、意見が聞けて大変勉強になりました。感謝します!

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