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全作品(私の書いたものを除く)を順位付けし、各作品に粗筋をつけました。
まだどの作品も読んでいないという人に向けた目次のようなものとして書いています。
順位は出来不出来よりも私の好みを優先していますので悪しからず。

朝の訪問者 17位
夫と息子が出ていった朝に女が男にアロマオイルでマッサージを受けて抱き合ったことを思い出します。

想像と記憶 15位
新宿駅の山手線ホームでサラリーマン風の男が線路に飛び込んで死ぬのを見た語り手が、総武線に乗って西荻窪からバスで帰ることにします。

太初に音あり、音は言葉と偕にあり 3位
物書きの語り手が、ピアニストの妻が鳴らす物音がモールス信号であることに気がついて、自分は携帯電話のプッシュ音を使って妻と会話します。

友情 16位
自分を影、死んだ友人を光だと考える語り手が、自殺幇助で警察に逮捕されます。

悲しみのソーセージ 7位
新学期が始まってからの日曜日、両親がウォーキングに出かけ、一人でJリーグの試合を体を揺らしてテレビ観戦している、クラスメイトにナマズと呼ばれている語り手が、想像の中でサッカー選手として活躍し、自分の体の揺れが緊急地震速報を流させ、テレビ画面のサッカー選手を横滑りさせ、今年老衰で死んだ10年間一緒に暮らした犬に去年の11月にソーセージを食べられたことを思い出します。

暫定と確定 6位
午前中まで勤務だった語り手が、吉祥寺へ向かう中央線で、グレーの作業着を着た死んだ父親と出会い、井の頭公園のベンチで暫定と確定について話し、二人連れの観光客に頼まれて二枚写真を撮ると、その観光客に「ゾウって、ここまで匂うんですね」と言われ、はな子のことを考えます。

銀座・仁坐・入座 19位
3月から4月にかけての銀座の話から、輸送業に就く吉田のことをきっかけに東京五輪の話に移って、銀座の接待の場も広がるのではないかと結びます。

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