チキン様が私の伝えたかったことを分かりやすくまとめてくださったので、私にももう一言言わさせてください。
黒田皐月様は多くの評価が必要なのだと仰られました。そしてチキン様は、私のような気持ちを抱く人は昔からいて、いずれも短期間で去っていったという事実を述べてくださいました。二方の考えを総じてみると、評価の数を減らしているのは、黒田様の言う『短編』というサイトの風土ではないかという結論に至ると思います。「“読み手”を意識していない作品は単なる自慰行為」であり、そういう作品が少なくないということ。そしてそういう意見を持つ「読み手側の書き手」を次々と殺していったという歴史がある。
そういうサイトには、ある限られた人間しか投稿しないし、批評もしません。選民思想に支配された「ムラ」なのです。ゆえに、黒田様の願望は実現しない。都会の人を迎え入れるためには、ムラは古いしきたりやしがらみを捨て去らなければいけない。
ですが、ムラにはムラの美点があります。私が今までの執筆方針を大きく揺るがすほどの影響をこのサイトで受けたことも、また事実なのです。
さしづめ私は、一時的に訪れた観光客と言った心持です。住むことはできない。
今後どうするかは、ムラ人がきめることです。私に分かることは、このムラはその風土ゆえ、極度に人口が少ないということだけなのです。