15 わくわく 野川アキラ 634
小学生の時だったと思うのですけれども、
国語の課題で、教室にあるものを擬人化
しようというものがありました。
例えばこうです。
毎日毎日黒板を拭かされてばっかり、
休み時間になったらばんばんと叩かれるし、
たまには俺も休みが欲しいよ。
そういう俺は、「黒板消し」と呼ばれて
いるよ。
ふだん私はミステリ小説を読まないので、
ミステリ小説とはこういうものなのだと思って
います。
いや、アガサ・クリスティーの「アクロイド殺し」
がこんなお話だったような気がします。