芸がある者は芸を為す、芸がない者もまた自らの精一杯を…
…と思い一年余り活動して参りましたが、方針を転換します。
〉それだけに、浴衣姿がみたいだけだった、しみじみ月などみない黒田でしたーモグモグ……という箇所にはその才能と乖離している実生活が伺えて、私は「惜しい!」と思ってしまいます。
といったご心配をいただきましたこともありますが、なにより「発言するたびに黒田皐月という名前の仮面が揺らぐ」ような質の悪い発言を多発してしまったことにようやく気がついたからです。
少なくとも来期は、少なくともご感想ひとつひとつへの返信はしないようにして、仮面の修繕を図りたく思います。
本題のお礼ですが、
〉この説明的なのにスラスラ読める悪文(?)のリズムがいいのだ。たとえると吉田健一のようだ。改行もせず、数ページも句読点をつけないときもある吉田健一は、本当に自分の好きなことを好きなようにしか書かなかった。誰からも読まれているわけではないけど、没30年をこっそり偲ぶ少数の読者は今も存在している。
悪文の良いリズムがあるとするならばそれはきっと才能によるもので、そうであるのならば今の私の作品にもその萌芽があるのかもしれないと、思います。
本当に今の私にそれがあるのならば別として、そうでなければよほどの矯正が必要なのでしょう。矯正を指向する方がまっとうな道だと思うので、それを少しでも意識していきたいと思うのですが、来期投稿作はまったくそうではなかったりします。
この末文が一番害をなしていた、表現の乏しい黒田皐月でした。