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 『短編』に参加させて頂き、ありがとうございます。はじめまして、『硝子の虫』を投稿いたしました、森 綾乃です。

 こんなにたくさんの率直なご感想を頂いたのは、初めてのことで、大変新鮮でした。しかし、改めて自分の書いたモノを読み返すと、ひとしきりオロオロいたしました。
 
●辛目のご感想のほとんどが、『で?』というものでした。なるほど、中身がなく、我ながら退屈です…

●何度か、『悲劇的』を『悲観的』とすべきである、とご指摘いただいております。ごもっともです…しかし、ちょっとだけ言い訳させて下さい。これは、『悲観的』としていたところを、破綻している上におこがましいことを承知で、あえて『悲劇的』としたものです。ナルシスティックに不幸を嘆く陳腐な『私』、その姿は、いかにチープでも『悲劇』である、という思いがありました。ナルシーの二重構造です。むしろ『喜劇』とし、調整しようかとも思いましたが…
 
●主人公の性別についてですが、『結果的に』男性です。当作は、私(ガラスの十代女子)が体験し、考えたことを、徒然なるままに文章にし、断片を無理やり小説の型に押し込めそこなったブツです。『私が』とか『私は』ばかりで、まさにqbcさんの『寂しい』というお言葉どおりです。イメージ的に、冒頭で『家庭の医学』にドキドキしてるのは私自身ですが、写真を『猥雑』と感じ、並木道を去るのは、どこかの三十路の男性です。
 無理やりすぎる性転換を行った心中を分析しました。結局、私は文章中の自分自身を嫌い、無理やり遠ざけ、他人にしてしまいたかったのです。単に『女医』との関係において、男性の方が面白そうだな、という思いつきもあります。黒田皐月さんが、駄文を3回も読み返してイライラなさったことを思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいです。ごめんなさい。

●単に心情描写が稚拙なだけなのですが、私が『私』を『突き放して』いる、と長月夕子さん感じられるのは、むしろ望むところです。なるほど、長月夕子さんの描いて下さった『私』は、繊細でかわいい感じがして、大変好感が持てます。

●目の構造に関する正しい知識などほとんど無いくせに、ちゃんと調べるのさえもめんどくさがっておりました。無理やり『硝子』で繋いだ文章に対する丁寧なご指摘に、もぐらさんはなんてインテリな、いい人なんだ…と感激しました。

●しかし、ロチェスターさんはそのものズバリです。年齢・性別・境遇まで、文章にばっちり滲み出てるんだなぁ、と思うと、恥ずかしくてわぁぁ、となりました…


 最後になりましたが、ご感想・ご指摘に、採点、はたまた楽しい添削をして頂いた、ロチェスターさん、ハンニャさん、黒田皐月さん、回転武士さん、チキンさん、qbcさん、長月夕子さん、もぐらさん、三浦さん、又、予選票を入れて下さったでんでんさん・海さん、そして読んで下さった皆様に、心よりの感謝を申し上げます。 

 長文失礼致しました。…ご感想を読む前に、うっかり同テイストの暗ーいブツを第60回に投稿済です。これからもよろしくお願い致します。

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