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本文: 〉教えてください、あたしに足りないもの。 〉足してください、あたしに欠けてるもの。 〉 〉ちょっと思いついたからって、あたし、調子に乗ってた。 〉まだまだちゃんと読めてないって教えてもらったから、もう一度読みました。 〉思いなおしたこと、新しく気がついたこと、全部ごめんなさいって言わなくちゃいけないことなんですけど、書きます。 〉 〉「憩いのひととき」 〉 GL要素発見です。バリバリできる女性の総務系の人が、ゆったりしている喫茶店の雰囲気を意識しないところで恋しく思っていて、そのシンボルのウェイトレスさんに淡い想いを抱いている、そんな見方もアリだなって思いました。 〉 〉「真夜中の待ち合わせ」 〉 どういうわけか、あたしは最初、この物語には四人いるように読みました。 〉 加也さんと彼と彼女さんと、書かれていないけど、彼の奥さん。加也さんは二号さんで、彼はさらに他の女の人と遊んだりしてる。他の方の感想を読んで、何でそう思っちゃったんだろうって考えたんだけど、理由がないんです。 〉 好きになっちゃったらもうどうしようもないって切なさが、よく伝わってきました。 〉 〉「仰ぐ空と花言葉」 〉 「一途な彼は私の愛しい人」のところだけが「彼」なんですけど、他は全部「貴方」で、実はここも「貴方」でいいんじゃないかと思います。 〉 そうするとGL読みができます。花言葉に叶わない願いを託す切なさが、そこに生まれます。 〉 最後の二重かぎかっこは、二人で大空を仰いだそのときの言葉ではありませんよね。花束ならばカードなのでしょうが、ここは一輪しかないからそういう潜ませ方はできなくて、「私」が後で花言葉を知ったときに「貴方」の心中を推し量った言葉なんじゃないかなってあたしは思いました。 〉 〉「君の瞳」 〉 6年生にBLは絶対やりすぎですが、BL読みはできます。一目惚れから始まってさらに好きになっていく、崇拝にも似た恋。 〉 〉「二人」 〉 これもGL読みができそうな気がします。妹が姉のことを想ってるって方向で。だから妹は一緒に笑いたい、姉は姉で本当は誰かに救ってもらいたくて、一番に意識しているのが妹だと言うのは、無理がありすぎるでしょうか。 〉 〉「剥がれてしまったので」 〉〉患者が男なら、カンペキにBLですよ!!!(笑) 〉〉患者の性別、特定しなかったし。あ、医者もそうですけど。 〉 というお言葉をいただいたのが、今度の書き直しのきっかけです。で、読んでみたところ、BLよりGLだとあたしは思いました。 〉 数ヶ月前の心身の疲れは恋煩いの破局直後で、それから食は取れるようになったけど抜け殻みたいな状態で、そんなときでも爪が剥がれて破傷風になるのは怖かったので病院に行った。そこで出会った医者だけが私に親身になってくれる、医者の方は職業柄ですが、そこでほろりと寄りかかるような心情になってしまった。そんなところかなって思います。解説をもらってやっとそこまでたどり着いたのですが。 〉〉最後の、心中するのかお前ら、っていう終わり方といい。 〉 オプションで、医者の方も感情移入してしまうというのもアリですね。 〉 あ、ここまで全部GLの理由がないですね。なぜそう思ったかって言うと、絵的によさそうだからです。 〉 〉「そして私は月光の道をたどり、この場所へ帰ってきた」 〉 BLでもGLでもないのですが、第64期で最も強い恋心は、実はここにあるのではないかと思います。恋というのも愚かなくらい、強い気持ち。 〉 〉「頃合」 〉 あたしの最初の読み方をちょっと訂正します。 〉 あのときは「結局帰ってくるのはお前のところ」と言いましたが、女の子と話をするのは照れ隠しのポーズで、実は腰田は久本一筋。さらにオプションで、久本の最後の忠告も自分の一部のような存在の腰田が真人間に返って幸せになってほしいという意味があって、その底には久本も腰田のことがということが潜んでいるというのもよさそうです。 〉 〉他の方の意見を聞くって大事ですね。あたしの気づかなかったことを、いろいろ教えてもらいました。第64期の作品が、もっと面白くなりました。それでもまだ、途中かもしれませんが。
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