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本文: 〉こんばんは。 〉 〉> 図々しくてすみません。 〉とんでもないです。お付き合いいただき、ただただ嬉しいです。 〉自分のテキストに関しての議論ですので、レスをいただけること自体が、ただただ、素直に嬉しいです。 〉 〉今月の『糞の礼』を軸に話していたので迂遠な展開の議論となっておりましたが、この「精製塩のような文章」という問題の中心は、「1000字という枠内に内容を納めるということがルーティーン化してしまい、1000字執筆においてqbc自身が新鮮な気持ちで臨めなくなってしまった」ということになるかと思います。 〉※すなわち、題材を発見した時点で、構成、文体、フックが経験則から自動的に決定してしまう。これは1000字へのトライ&エラーの結果によるものなので、ある部分では到達点ではあると考えますが。 〉※※試行錯誤の過程が関心をくすぐるのであって、その結果として公式化された手法による、安定感のある工芸品には愛着を持てない。 〉 〉また、るるるぶ☆どっぐちゃんさん、川野佑己さん、ハンニャさんに関して述べられた三浦さんの意見、「安定しているが故に突出したものが少なく」という部分には私も強く賛同いたします。 〉※その構成や作者の感性といった素晴らしい輝きをもった三者三様の作品への初見の驚きというものは、やはりいまや薄れてしまっています。つまらなくなったわけではない。ただ、より新しいものと出会いたいという欲求が上回ります。 〉 〉「精製塩のような文章」という問題のゴールを設定すると、「書き慣れてしまい整理整頓されたものからいかに逸脱するべきか」となるかと思います。私も最初は1000字という枠に好奇心を持って邁進したものですが、現在の本心においては、いまや新たな試みを企んだ未知の書き手の出現を待ち望んでいるという、他力本願のていたらくです。 〉※コンテストにおいて複数回の評価を得ようという過程において、方向性の転換、読者への新鮮さの供給を意識して幾度も試みてなお、やはり人間一人の個性の枠を突破することはできないのではないかという恐怖感があります。 〉 〉三浦さんの「フックを作らず、話をつるつるにするという強迫観念」も、おぼろげながら、そうであろうと認識しておりました。 〉これは私の間違った推測かもしれませんが、「みやび」(<a href="http://tanpen.jp/53/24.html">http://tanpen.jp/53/24.html</a>)はフックをあえて設けた作品であり、「オチのない話が書きたい」(<a href="http://tanpen.jp/59/22.html">http://tanpen.jp/59/22.html</a>)はあらためて三浦さん自身の方向性を確認したかった作品となりますでしょうか。 〉たけやん(<a href="http://tanpen.jp/authors/52-7.html">http://tanpen.jp/authors/52-7.html</a>)さんという投稿者がいました。たけやんさんの個性は短編において新鮮でした。なにかあるようでいて、なにも描いてないかもしれない作品を書く人でした。ただ、コンテストにおける勝者になる前に投稿をストップされてしまいました。ほかにも、稀有な個性の方々、桑袋弾次(<a href="http://tanpen.jp/authors/22-7.html">http://tanpen.jp/authors/22-7.html</a>)さん、戦場ガ原蛇足ノ助(<a href="http://tanpen.jp/authors/9-10.html">http://tanpen.jp/authors/9-10.html</a>)さん、曠野反次郎(<a href="http://tanpen.jp/authors/2-9.html">http://tanpen.jp/authors/2-9.html</a>)さん、紺詠志(<a href="http://tanpen.jp/authors/1-13.html">http://tanpen.jp/authors/1-13.html</a>)さんといった、私の好きな方々のお名前を挙げさせていただきましたが、このような方たち、強靭なインパクトで複数回のコンテスト制覇を果たした方たちも、現在は投稿を、一旦ストップされているようです。もっと書いて欲しい。しかし、常に新しいものを提供し続けるというのはしんどいのかもしれない。 〉 〉とても脱線した話、随想になってしまいました。 〉ただ、結論は、「私は精製塩を作りたいのではなく、もうすでに自明となった作成方法を破壊して、まだ誰も知らぬ手ざわりの作品を提供したい」というところにあります。しかしそのためには、うんざりするほど、現在において自分が生みだせる作品をさらにひたすら書くだけなのではと思います。幸いながら、その端緒を感じてなくはないのですが。
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