わら氏の感想において、一作品ごとに他と同じことを連続して読まされるのには閉口。ご自分が何に気をつけていらっしゃるか、何が気になるのか、冒頭でまとめて書いていただけると読む方としては非常に楽でわかりやすいです。
黒田氏、qbc氏名の、漢字/仮名について。面白く拝読しました。qbc氏の感覚には共感を覚えました。私はいろいろな意味を付随させたいと思うことが多いので、漢字を多く使います。若いころよりだいぶ減りましたが。
日本語か外国語か、というのは難しいことだなあと思いました。日本語なんて外国語のパロディかもしれないし、そんなことを言うとどの言語もみんな何かのパロディかもしれない。何をもって「○×語」というのか…… 名称は便宜上のものなので、簡単に答えは出ないでしょうね。だから現在の日本において便宜上日本語と呼ばれるものを母語とする者としては、全部を仮名で表記されたら、とても大変だろうし、仮名だって漢字を崩したものだしなあ…… など、つれづれ思いました。
今期、投票したいと思いながら、やっぱりできなかった作品があったので一言。
> 微過失
惜しい。最終段落の落とし方はとても好き。何気ない日常を描くふりをして、実は突拍子もない事件になる、という発想と筋の流れはよかった。しかし文章がいまいち洗練されていない。もう少し、この内容にふさわしい文章だったら、ぜひとも投票したいのだが…… 今回は泣く泣く投票を止めた。
たとえば、
> 消失してしまったり、という事が
の部分は現代的な、口語的な文章だが、その他の大部分は常態で、文語的な、少し固めの(真面目な?)文章でつづられている。
> 皿はまた買えばいいのだ、書類はまた打ち直せばいい。
というような。「嗚呼」は漢字表記されているし。全体のバランスが悪く、読んでいて心地よくない。
最後に。妊婦を傷つける方法がいまいち納得できない。このくらいで出血したり流産したりするだろうか。もう少し巧妙な手口であれば、もう文句はない。
〉 黒田氏、qbc氏名の、漢字/仮名について。面白く拝読しました。qbc氏の感覚には共感を覚えました。私はいろいろな意味を付随させたいと思うことが多いので、漢字を多く使います。若いころよりだいぶ減りましたが。
黒田さんに言われて漢字/仮名について考えて人に対する言葉にしてみて、私もあらためて発見するところがありました。私も面白かったです。
〉 日本語か外国語か、というのは難しいことだなあと思いました。日本語なんて外国語のパロディかもしれないし、そんなことを言うとどの言語もみんな何かのパロディかもしれない。何をもって「○×語」というのか…… 名称は便宜上のものなので、簡単に答えは出ないでしょうね。だから現在の日本において便宜上日本語と呼ばれるものを母語とする者としては、全部を仮名で表記されたら、とても大変だろうし、仮名だって漢字を崩したものだしなあ…… など、つれづれ思いました。
漢字/仮名を日本語だとおもうのか外国語だとおもうのか、というのは、リテラシーの問題なのでしょうね。
「全部を仮名で表記」なんていうことをしても、古典リテラシーみたいなのがある人は、あるいはぜんぶ万葉仮名で再生しているのかもしれないし。
何をもって「○×語」とするかは、
「日本と呼ばれている地域の人びとの大多数が読み書きできる言葉」であれば「日本語」と呼んで差し支えないんじゃないでしょうか。
私の感覚では、いま小説の中で使っている言葉は、たんに自分以外のだれかに意味を伝えるツールでしかないです。自分から出た言葉なんてきもちわるい。きもちわるいからって使わないわけでもないですが。
言語は、他の言語に対してよりもまず、現実とか感覚のパロディでしょう。言葉は基本的に現実をばかにしてるんだとおもいますよ。
こんにちは。
〉 わら氏の感想において、一作品ごとに他と同じことを連続して読まされるのには閉口。ご自分が何に気をつけていらっしゃるか、何が気になるのか、冒頭でまとめて書いていただけると読む方としては非常に楽でわかりやすいです。
今期はいくつかの作品について名指しでケチをつけたいという意図があったので(言い方悪いですが)こういう形になりました。
自作への感想(人によっては自作への感想のみ)を読みに来る方と、他人の作品についての感想を読みに来る方と両方いらっしゃるわけですが、今回は前者を対象に書きました。それならそれで立場を表明しておくべきだったと思います。今まで自分が前者に近かったこともあり、半ば無意識に対象を選んだようなところもあったので、今回のような不親切な感想になってしまいました。すみません。
読者の立場での営みと、作者の立場での営みとではほんとうにいろいろと違うんだな、と感想を書き始めていまさら思い知っています。気をつけているつもりですが未だ両方を簡単に混同しがちです。何かお気づきの際はまた教えてください。
わざわざご指摘していただき、本当にありがとうございました。