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Re*6:オフ会の連絡と、質問への回答

 前の作品の方がよかったとか、この人は優勝経験者だから、とか、そういった作者と作品を結び付けながらの投票は以前の方が多かったような印象を持っています。ただ、それでアンフェアだったかというと、そうでもなかったと思います。というのは、毛色の違う作品を並べておいて票を入れろとなったときに、純粋に作品だけを比較するのは非常に困難だからです。何か特定の評価軸があればいいわけですけど、どういう作品に投票しろという公式ルールがない以上、その評価軸の選定自体が恣意的になりがちなんじゃないかな、と思います。
 それまでのプロセスを踏まえるとどうしてもアンフェアな部分が生じてしまうけれども、かといって毎回まっさらなところから始めるのもコールアンドレスポンスというか積み上げていく楽しみのようなものがないわけで、コミュニケーションの加減とも通じるところがあると思いますが、一概にどちらが優れているとはいえないですよね。
 短編のシステム自体はどちら側にも振れるものですが、参加者が何らかのコンセンサスを明示的に共有しているわけではない以上、純粋なコンテストを志向する人にとって純粋でない部分が不快に感じられることを回避するのは困難だろうな、と思います。
 その不快さを超克する何かがあればいいわけだけれども、それは個人がさがすものかもしれないし、全体で追求するべきものかもしれないし、システムで規定するべきものかもしれないというね、非常になんというか、この、やれるのか! というね。

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