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本文: 〉すいません、ここのところまったく投票してませんでした。理由は、単にめんどうだったからです。ぜんぶ読むのもめんどうだし(読むのが苦痛になるほどつまらない作品がまじっているので)、まともな感想を書くのもめんどうだし。それに、なんとなく、わたしが投票しようと思う作品の作者さんというのは、「票なんて入っても入らなくてもどっちでもいい」と考えているように思えるので、はりきって票を入れる気になれないんですよね。 〉 〉とかなんとか思っていると、まったくおもしろくない作品が優勝してしまうことになる。 〉 〉それに、どうやら、投票が少ないと短編が死んでしまうのではいかと怯えているひとたちもいるようなので(と言いながらもう何年も生き続けているのだが)、次期からはがんばって投票してみようと思います。 〉 〉それから、これはお詫びというか暇つぶしというか現実逃避なのですが、決勝に残った三作品の感想を書いてみようと思います。 〉 〉�‥枸貽�記 〉出来損ないで何も知らないような屑人間は人間の腹を裂く仕事があるだけでもありがたいと思えよ。というかですね、主人公は生まれてからずっとこんな生き方を強要されてきているわけで、だったらその生き方に適応した思考を身につけていておかしくないのですよ。生まれた時から奴隷として生きている奴は考え方も奴隷であるはずだ。人間の腹を裂くのが仕事だと言い聞かされて育ってきたなら「汚い」だのなんだの感じるのはおかしい。おかしい。『救いのない現実』というのもおかしい。こんなものただの創作じゃないか。救いのない話にしたのは作者の都合だろっていう。 〉 〉��不惑 〉退屈な文章だ。不惑を話題にしていて、四〇男が出てきて、「迷うことは無意味だ」と悟るって、そのまんまじゃないか。しかも、悟るきっかけが特に無い。「四〇になって、いろいろ思い返してみたら、なんとなく悟った」という、なんとも貧弱な悟り方である。なんじゃそりゃ。 〉「ケーキと紅茶」というガジェットもなんだかよくわからない。『目の前のケーキと紅茶は論語にはあまりにも不釣合い』と言われてもなあ。説得力がまるでない。前述の「貧弱な悟り方」と同様に、描写と描写との間の関係性が希薄である。思いついたシチュエーションをただ描けば良いってものではない。 〉 〉��おじいちゃんの呪い 〉おじいちゃんのかけた催眠術はまだ解けていませんよ、という話だとすると加奈子ちゃん大変だな。五円玉を覗くという行為は呪いの裏返しなのか。 〉なんだか、作者は「おじいちゃんが若い女の子を凌辱する話なんだぜほらほら読んだら暗い気分になるだろでもそうやってエグいことを敢えて描くことであらわされる何かがあるんだぜ」とか思いながら書いてんのかな、と想像すると萎えてくる。その「何か」がよくわからないので、なぜ敢えてグロテスクな描写をしたがるのか不明である。グロテスクな描写自体を読ませたいのならまだ中途半端だし。 〉ただ、いろいろと含みを持たせた、つまり、奥行きのありそうな文章ではある。深読みしようという気になるかどうかは別として。 〉 〉ところで、わたしはqbcさんの言う「作品と作者との関係」という文脈でいえば、「どんなつもりで作者はこんな作品を書きやがったのだろうか」ということをよく考えます。下世話な野郎なんです。
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