三題噺以外の感想が聞けるとは思っていませんでした。うれしかったです。
「贋作 未来の乗りかた」
戦争と平和の二択にしてしまったのは配慮が足らなかったなと思っています。単純化することに引っ張られてしまいました。コックピットの中の描写を考えなかったのも同じ理由です。
「贋作 幸福を促進できる?」
「何か落ち着くなあ。嶋野、お父さんみたい」
「え? 僕、まだ若いんですけど……」
彼は笑っていた。
「なんか落ち着く。嶋野、お父さん?」
「え? 違いますよ」
嶋野が笑うと私の体も揺れる。
上がオリジナルで下が私です。ここを書いている時、「私」と「嶋野」が密着していることに気をとられていて、「嶋野が笑うと私の体も揺れる。」というところを強調するために台詞を短くしました。
「贋作 桜の木の上には」
このロチェスターさんの「感想」は、私が書くものに情感が足らないことを示すために書かれたものだと思います。
「贋作2 桜の木の上には」
この「感想」は、私がやる梶井基次郎などの引用が上っ面であることを、「ケータイ小説」になぞらえて書いたものだと思います。「桜」の扱い方も同様です。
「贋作 桜の木の上には(遊び)」
これは、「贋作 桜の木の上には」を私なりに書き直したものです。
実家を守ってきた父は私の急な帰郷にも慌てず、二十年のわだかまりが溶けていった。
実家を独りで守ってきた父は、夜遊び好きな娘が朝帰りしたのを迎えるかのように、私に接した。私はたちまち「父の娘」に戻っていた。不思議だ。
上がオリジナルで下が私です。ご覧の通り、私は情感を描くことを避けています。これは単純に好みからそうしているのですが、それだけになかなか直せないものです。因みに読者としては情感が描かれているほうが好みです。
「佐倉くんヤメテ!」
これは本当に何も考えないで書きました。
「佐倉」は「三橋」の女装姿が見たかった、というだけの話で他意はありません。本当に。
「擬装☆少女 千字一時物語22.4」
面白かったです。語り手が着替える前に一波乱あるともっと面白かったなと思います。