すみません。こっちが紛らわしかったですね。はじめの「佐倉」の台詞、というのは、「だったらちょうど良い、今から味見に来い」の事として書きました。
が、これは雑な意見でしたね。
「俺」が普段から「佐倉」に抱いているイメージがどんなものなのか教えてもらえないので、「佐倉」の言動と「俺」のそれに対する反応だけが、この話の「特別な」状況を「俺」がどう感じているのかを(読者が)推測する糸口なわけです。
なので、「女装した佐倉が語り手に告白するのかと思ったら、恵方巻をつくったので振舞いたかっただけだった」という話としてすっきりさせるならば、「女装した佐倉が語り手に告白するのか」とまず読者に勘違いさせるために、「佐倉」の言動と「俺」の反応をもっとうまく使って「読者にとって紛らわしい内容」を現したほうがいいんじゃないかと思ったのでした。その具体的な解決策は長月さんが書いた通りだと思います。