5 瀬戸際の主 柊葉一 1000
なんかちょっと文章が読みづらかった。
ばあちゃんが異世界の主だったら、ひきこもりとかもそうだよね。
そしてばあちゃんから見たらふつうの会社員も異世界で、
赤ちゃんとかもそうで、たぶん世の中は異世界だらけなんだろうな。
けど、そんな異世界どうしが仲良くなっちゃったりするときもあるわけで、
そういうときって、楽しいよね。
誘拐ものが面白いとか言われるのは、金持ちと犯罪者っていうふたつの異世界に
属する人間が接触するかららしいですよ。
古臭い木目の扉を開けると、廊下まで漏れていたテレビの音が一層大きくなる。
こういうところが読みにくい。
一文の中に、扉の形状、開けるというアクション、廊下にいるという状況、
廊下にテレビの音が漏れてきているという前提、扉を開けるとテレビの音が
大きくなったという変化。
詰め込みすぎているから読みにくかったんだと思う。
6 秩序を想う 森 綾乃 997
ちょっと文章が変に思った。
「高い早春の空」とか、空が高いのは一般的に秋だから、
彼にとっては春の空は高く見えるとか注釈が必要なんじゃないかな。
そのほかにも数箇所。
なんか高級そうなホテルとか車とかの中身を見てみたいぜ、っていう
欲望はなんかありますよね。まあどこでも覗いてみたいという気持ちは
あるけど。横浜のインターコンチネンタルに泊まった時になんかいい部屋
泊まったんだよね。朝食食べるとこがすごくてさ、あからさまなアラブ人が
外国語の新聞読んでたりとか、フランス人がカフェオレはここはないのかとか
ホテルの人に言ってきてて、ホテルの人は英語しか喋れないらしく、
なんかもめてたりとか。
旅客機の中の描写にもうちょっといろどりがほしかったです。
もっと妄想たくましくしてくれたら良かったのにな。