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 ご意見ありがとうございます。

 それぞれに返信するには少し遅すぎるようですので、私の意図なり見解なりを述べさせていただきますね。
 趣旨に関しましては、海坂さんやとむさんのご意見に相違ないです。
 正しく理解いただいているので、今更私の拙い言葉で説明する必要は無いと思います。

 さて、意図。
 まず第一。表現者というのは無意識に無関係の人間を傷つけるものだと認識しています。それは私が何度も短編に投稿し、たまに頂く感想から読み取り自覚したものです。ルーンさんの作品とて、川野くんの心を平衡に保てないほど引っかきました。意図しなかったとはいえ事実です。
 ですからいつ何時も表現者は被害者の顔をしてはいけないと思います。その作品に関する全てを引き受ける覚悟で、作品を発表して欲しいと私は思っています。

 第二。
 自分の作品のつまらなさを知ることは大切です。私も当初、私の作品のつまらなさを全く知りませんでした。
 今は、私の作品の何処がつまらないのか、だんだんわかってきたつもりですし、そのつまらなさをいかに目立たなくするかを、短編で学びました。

 そして雑記。
 川野くんは引っ掻かれながらもちゃんと真面目に最初から最後まできちんと読んだからこそ、裏短編に票を入れたのだと思います。
 面白い作品を選ぶのに全部の作品を読む必要はありません。面白そうな作品を、最初の一行だけで読むか読まないか判断し、選ぶことは可能です。しかし、ワーストを選ぶにはそうはいかない。
 最も面白くないものを選ぶには、全ての作品を読んで比較し、検討しなくちゃいけません。
 面白くないと思われる作品を読み解くのには時間と労力と忍耐が必要です。makieba さんの言うとおりこれは無駄なことです。
 ですから、22期で裏短編が開催された時、私はなんて親切なサイトなんだと思いました。こんなことに大事な時間を割くのであれば、自作の推敲をしていた方がよっぽど為になるからです。
 
 力のある作家が抜けていってしまうのは残念ですが、そういう作家が育っていかなければなりません。過去の短編と比べて、強い魅力や個性、好みはさておき抗いがたい何かを持っているような作品がいささか少なくなってきているのは確かだと思っています。過去と比較してこういう議論が無いというのも、そんな現状の一つの原因ではなかろうかとも思います。
 私が投稿し始めた頃、それこそ完膚なきまでにたたかれました。当時はおのおののHPで勝手に議論がなされていたので、当の本人は知らないということも間々ありました。今回こちらの掲示板ではじめたのは、裏でこそこそされるより(別にこそこそするわけじゃなくってやっていることを告げないだけなんですけど)最もわかりやすい場所で意見を投じた方が本人とてすっきりするだろうと思ったからです。実際、あちこちで議論されると、いろんなHPを彷徨うことになり結構時間を費やします。今期の裏短編はその辺の時間の短縮です。

 さて、裏短編です。ご同意いただける方はご参加ください。ちゃんと発表します。私自身のコメントも出します。
 ですが、本編の短編の投票参加をお忘れなく。予選締め切りは月末です。 あと、qbcさんのひとり短編もね。勉強になります。

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