記事削除: パスワードの入力

削除する記事の内容


 第二十二期「裏予選」、「地球色」で二票いただきました。「悪さをしたら叱られた」という感じで、個人的にはありがたかったです。
 それで、今期のワースト3を決めました。判定基準は、発想を活かしきれているか、です。
 毎期そうですが、私にはできそうにない発想で書かれているものばかりなので、もったいないなと思うのでした。



『思慮深い人』

 うだうだ考えているうちに地球滅亡の瞬間を迎えてしまう、というふうに終わるのなら、始めからうだうだ考えていてもよかったかなと思いました。
 もしくは、最後の一文を消して、本当に地球が滅亡する時を舞台にしていることを強調すれば、中盤あたりまでののんびりした語り口が状況とずれていて面白いと思います。

『秩序を想う』

 「旅客機」を選んだことに、見上げた先に偶然飛んでいた、という以上の理由を感じませんでした。
 もしも、偶然飛んでいるのを見かけた「旅客機」に無理矢理「秩序」を見出して、無理矢理溜飲を下げようとする話、として書いているのだとすれば、(川野さんが指摘した言葉のずれも含めて)手の込んだ歪さで、なかなか魅力的なんですが。

『ゴーレムを創る』

 「虚体」「虚血」「絶対矛盾的自己同一」などを使っているわりに、素朴すぎるなと思いました。

運営: 短編 / 連絡先: webmaster@tanpen.jp