内容の解説をするのは野暮だと思うので、質問に対するヒントだけ。
①「時間T」は「逆行しあう二つの時間」の上位概念である。
②有限か無限かの条件付けは、上位概念である「時間T」にしか行っていない。
③えぬじぃさんは、おそらく知らない間に、「時間T」と「逆行しあう二つの時間」のその上位に、「無限」のさらに上を行く「超無限」のような概念というかフィールドのようなものを設定していると思われる。
④しかし本文で設定されている、時間に関する最上位の概念はあくまでも「時間T」であり、本文で問題にされているのは「時間T」が有限か無限かということである。
⑤上位概念に対して条件付けられたものは、基本的に下位の概念にもそのまま適用されるわけだから、「時間T」に与えられた条件は「逆行しあう二つの時間」にそのまま適用される。
⑥よって「逆行しあう二つの時間」は、有限か無限かという条件を、バラバラに与えられることはない。
⑦例えば一本の直線をイメージしてみて下さい。一つは有限の長さを持つ直線で、もう一つは無限の長さを持つ直線です。二人の旅人が直線の両端から旅を始めたとします(つまり時間の始まり)。果たして二人の旅人が出会えるのは、有限の直線か、それとも無限の直線か……
ああ、なんだか。
言葉の意味を伝えるのって、すごく難しいですね。ときには全く逆の意味に伝わったりして、ほんとにやっかいなものですよ。
でもあきらめずに、伝え続けるしかありませんね。
ヒントのつもりが、解説になっちゃいましたけど(笑)。