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第百二十期 #七 涙のあと

 中華包丁でざくざく切り刻んでいる感じが小気味良い。幼少時の回顧にしては文章の硬さが気になっていたのだけど、最後で腑に落ちた。そこでコミカルにならないのもかっちょいい。欲を言えば、一文目も現在形にしてもらえると、更に暴力的で格好良かったのだけど、多分、計算して書いているのだろうし、文句はないです。
 ぬいぐるみとの会話でどんな作品にもなり得る可能性をはらんでいると思うし、硬さに終始せずやり取りを入れたのは、読む側として楽しく、書く側も息苦しくないんだろうな。ここをどう使うか割り切れていない感も多少受け取れるのだけど、そういうのって試行錯誤だもんね。

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