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第120期 #6 11/12(日)


 よく広告に、使用前・使用後、と、いう写真が使ってある。

 この小説にそれを感じた。


 話せば長い事ながら、人の心に響く価値。決して値段の付ける価値じゃないことを知りました。涙ながらに語る人。嬉し涙に思わず知らずにもらい泣き。ああ人生。生きていてよかったなぁ……。

 と、いうなが〜〜〜い。はなしを書き上げた作者が。投稿するために、あそこを削りここを切り、人の話をはじめは書いて、やがて思い余ってすべて消し。あった事実は長すぎて、あまった描写は意味を持てずに伝えることが定まらず。


 結局、最後に自分と価値を書いてみた。しかし、自分の価値が読者の価値とどうにも同じ重さの価値とは思えず。最後の最後に、すべて投げ捨て、書けない理由の説明に知恵遅れをシーソーの向こうに置いて、自分が登場した。

 そして、自分偏見を書くに当たって、偏見の前か後か。偏見の使用前か使用後か。 ハッキリさせるのは沽券にかかわると、偏見あるかないか、あいまいに偏見だけを書いた。

 そんな、読後感です。

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