〉持ち票を使うことに真剣になればなるほど白熱し、推薦理由は感想の域を超え批評へと繋がります。それはむしろ良い傾向と思われます。しかし上から目線で投稿者を批評するのはいかがなものでしょう。評価される対象は作者ではなく作品であるべきはずです。
感想というものは常に「上から目線」になって当然だと思います。なぜなら感想ですから。「上から目線」ではない、妙に人間関係を気にした、擦り寄った、ほめあった、あるいはけなしあうだけの投票は、私は意味がないと思います。思ったことを書くべきだ。
そして、本当の意味で作品を論じるということは、やはり文体論になってしまい、そして文体というのは作者の個性なので、作者への言及も含まれるものと思います。作品論=作家論というのは「文芸批評」では常識では・・・。
もしかしたらご自身が否定されて悔しかったんでしょうか、と推察します。しかし、作品を世の中に提示して人に読んでもらうということは、思ったよりも抵抗を受けるものです。私はむしろ、この「短編」では否定されたりけなされたりすることに慣れるのに最適だと考えています。それに、「投票」しているというだけでも前向きであると思います。
もちろん、ただ悪口だけ(あほ、とか)の投票があれば、それは「勘違いした投票」だと思いますが、今期の投稿にそういうのは見当たりませんでした。「勘違いした」と決め付けられるには、失礼ながら文学における批評や感想というものを勘違いしておられるのでは?