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作品13「夏の魔物。」


〉 作品の感想を具体的に書くまえに、少し全体の印象のようなところから書いてみたい。

〉 たしか掲示板に金武さんだったか、「サブカルチャーとメインカルチャーの違い」のようなことを書いていて、はっきりわからなかったけれども「正統性に対して異質を武器にすることの効果」について書いているのだと思った。

〉みうらさんも同じようなことを書いていて、正確に引用しないので申し訳ないが、わざとつまらない話を書く、みたいなことだったと思う。

〉私はそういう理屈がよくわからない。オセロにたとえてみると、黒ばっかりの盤面がなんだか偉そうで気に食わないから、腹をたてて、全部ひっくりかえして白にしてやった……としても、今度は白が権威になってしまう。なにかに対して全否定すると、次は自分が否定していたあるものになってしまう。

〉つまり、サブカルチャーの強みをいかすべく金武さんのように、メチャクチャな文章を才能だけで組み立てて相手を認めさせていく筆法は、今期の作品のように才能が際立っていればいいけれども、いつしか「金武文体」という決った形(他と異質なものは必ず目立っていくと、次第に○○さん文体と独自であるがゆえの力を持っていく)に寄りかかってしまうことになりかねない。それは皮肉でもある。

〉同様に「わざとつまらなくする」という発想は、「読者に寄り添ってとにかくおもしろいといってさえもらえればいい」ということの単純な裏返しにすぎず、グレた学生みたいな感じがする。

〉本当に革命的であるスタイルというのは、いかにも<普通>で<ありつづける>ことだと私は思うのだが……。普通にみえるなかに、そうときづかせない面白さやそうときづかせない伏線をねじこみ、にも関わらず全体として普通である、という作品が読みたいな、と私は思う。

〉それで、「夏の魔物。」の感想を書くと、実は、この話、おもしろいとは思うのだが、さすがに何期もつづけて作者の作風を読んでいると、そのサブカル的文体が、サブカル的ゆえの奇抜さが目新しくなくなってきて、

〉「改行のポイントがめちゃくちゃだとか、……のうちかたが統一されてないとか、四コママンガ的な展開そのものはわるくないけど、それって、正統的なものが書けたうえでのハズシのテクニックであって、まともな書き方ができないのをひらきなおってめちゃくちゃに書いているだけならば、さすがに飽きてくるなあ」

〉ということを思った。

〉これってヒドい感想ですか? でも、私はもし「のい」さんが、いわゆる一般的に普通の小説や物語の文体で、この話を書いていたら、もっと話の仕掛けが生きてきておもしろくなると思ったんんですが。

〉<大人達よ…デザートは大切だ!この前テレビでおっさんが「今の子供が勉強出来ないのは3時のおやつ(デザート)が無いからだ!」と熱弁していた。>

〉というところの、奇抜な一文なんてすごく好きなんですが、この一文を活かすためにはやはり「なんのてらいのない普通の文章」を書く必要があると思う。

〉しかし、これが私の文体なんだ、と強く決心しているならば、まあこれはこれでおもしろいのかな、と思うという、微妙なところにあるのだが、今期は具体的な感想を持つよりそんなことばかり思いました。

〉次期も楽しみにしています。


すいません、前半はよく分からなかったです。
えーと、1番初めの頃から、私の作品の感想には文章の書き方がなってない。題材は面白そうなのに活かせていない。あの一文は良かったが……。などが毎回のようにでます、目茶苦茶な文章で、しかもここに書いている小説は大半がその場の思い付きです、それが大きな要因であることは自分でも気付いてはいますが、今までの癖なのか、考えれば考えるほどにおかしくなり、納得がいくどころか作品に不満しか抱けないという状態になったりしてしまい、二度とこの場には顔を出せなくなるとおもいます。

えー話がおかしくなりましたが、次回についてはもう少し一般的な文体に近づけるようにしたいと思っています。

感想有難うございました。次回も私の作品を見つけましたらよろしくお願いします。

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