今読み返したんだけど、無茶苦茶ムラがあるなぁ。まあ、人間味、ってやつですよね。うん、出てる出てる。
今見ましたが、kumaさんすいません、遅くなりまして。お察しの通り、途中で投げてました。すいません。
続きです↓
13 夏の魔物。 のいさん
はじめて改変とか本気でやってみたいと思いました。めんどいからやらないと思うんですが。
素材だけ、ホイ! っていう印象。肉付けがまったくなされていないように感じます。各々が改変作を並べて投票する「短夏の魔物編。」ってサイト立ち上げたらおもしろそうじゃね、と思うけどめんどいから誰もやらないでください。でも万が一誰か作ったら投稿するんだろうなぁ俺は。
14 超宇宙戦機ボルティック・ドライオン 彼岸堂さん
とっっっっってもおもしろかった。
ループを示唆する終わり方でなんと言いましょうか、そういう作品っぽくまとめられてしまっているのが残念です。もうそのまま突っ切ってほしかった。「小説」の体裁は守ったよ! 感が出ているように思います。
地球側のメカや技名にはガオガイガー、ガイスト星側はマクロスっぽい響きを感じました。でも「ガイスト」からはXライダーしか連想できません。
15 ふえるワカメ Kさん
なんだろう、コメントに困るなぁ。前半と後半の印象が全く違って、だけどどっちがどうとかいうのはよくわからない。小説なのか持論を述べているだけなのか持論を小説に織り交ぜたのか持論を織り交ぜた風の小説なのかよくわかんないし、別によくわかんなくてもいいんだけどひとまず僕の脳はカラッカラのスカッスカで水分がないからワカメがふえない。
16 コント「ブランコと僕」 高橋唯さん
同世代ではないでしょうかと勝手に想像。僕はウンナン派でしたが。
いやーな読後感を味わえました。けっこう好きですが。
「そう言って二人は対峙するように向かい合い、」がこの文脈だと浜田はわかるけど東野だと特定できません。ヘタしたら「僕」かもしれない。その辺でもたついたのと、キャラ名から受ける先入観(そりゃまあ当然です)も手伝って、松本が女(であろう)ということがかなり後にならないとわからない。「スカート」の記述でまたもたつく、という二点が難点です。あとはまあ、石川さんの指摘にもあるように、「僕」が今田かホンコンかですね。僕はホンコンだといいなと思います。脳内の絵的に。
17 赤い糸 qbcさん
さわやか。なんというさわやか。
一目惚れしました、この空気感。僕が一番好きな感じです。
どういう風に書いたかお聞きしましたがそれでこれができあがるというのがすごくてしょうがない。僕もそういう風に物語を書いてみたいなぁ。
感覚的に最初の段落が浮いている印象。そこが難点。と思っていたんですが。聞く前に感想書くべきでした。
18 午後五時四十五分の悲鳴 宇加谷 研一郎さん
やばい。これやばい。泡吹いて倒れそう。感想放棄。投票する時までに考えます。
19 恋心談議 黒田皐月さん
悔しいです。読めていたのに、わかっていたのに、噴いた。
純情ロマンチカ的なオチの台詞がとてもよかったのですが、なんだかなぁ、全体としてなにかポーンと抜けるものが足りない印象(なんだよこの感想)。
20 『幻獣料亭』 石川楡井さん
どこ見てもモンハンと書いてあるからwktkしていましたが、ええ、そうですよね、関係ないですよね。しかし本作への感想をいろいろ読んだ限り、モンハン人口が少なくて寂しいです。すいません僕ハンターです。
そんなカミングアウトはかなりどうでもいいんですが、味があるなぁと思うのが、素材の出自がばらばらな点。ギリシャがほとんどですが、中国、インド、ケルト由来のものも混じっています。それを出すのが「料亭」という。料亭と聞くと日本料理な印象ですが、日本産モノノケは一つもない。どこから仕入れているのかとか以前に、どういう人たちが経営しているのか気になります。料亭で洋物ばかり出しているという点で。
作品としては、これもやっぱりポーンと抜けるものが足りない印象(だからなんなんだよこの感想)
21 イゾルデ みうらさん
「トリスタンとイゾルデ」って結局なんなのでしょう。ググったらやたら長い文章しか出てこなかったので読むのは後日にしたいんですが。アーサー王? トリスタンってたしか円卓の騎士にいた気がします。
他にもトリスタンとイゾルデの名前を最近聞きました。
書き出しの「わたくしの、肉体をもたない半身であり恋人でもあるトリスタンがとうとう、」で間違った方向(多分)にピンときてしまったのですが、今絶賛放送中の「真マジンガー 衝撃! Z編」のことか、と。この作品ではあしゅら男爵が人間だった時の名が、トリスタンとイゾルデになってたんで。
違いますよね。言うに事欠いてあしゅら男爵は違いますよね。じゃあわかんない。語り口に酔えますが内容はよくわかりません。
22 箱庭 クマの子さん
最初読みにくいなと感じていた句読点の打ち方が、よく読むと独特のテンポを生んでいるように思います。もっとばんばん打っていい。
どうせ書くならこういうメンヘラですね。最近死にたがりしか見ていなかったので清々しさすら感じます。
ただ、狂気とかそういうものを描くにしては、文体や構成からのぞき見える作者がマトモ過ぎるという印象があります。よく聞く話で、ニーチェ語るヤツが狂ってないからつまらない、というような、そういう感覚。
23 夏の鐘 euRekaさん
ぜんぜんいみわかんなかった。けれど「すると色んなことがはっきりして、/ 僕の中にいっぱい、/ 夏があふれ出した。」のラスト三行はなんていうか、きゅんとしました。
自分がこういう作品は苦手だということを本当につい最近自覚してきたんですが、でもラスト三行のせいで、好きになっちゃいそうじゃないか。
24 飼育の関係 笹帽子さん
「アパアトメント」より「アパルトメント」じゃないかなぁ(フランス語だとアパルトマンだから)、そういう言い方あるのかなぁ、と思ってちょっとググったら、本作が検索結果の2番目に来たので腰抜かしそうになった。あとフランス語で思いついたけれど、「シアン デリア」って犬種ありそう。どうでもいいけど。
「ねえ、私を飼って頂戴」という台詞がやたらえろく感じるのはそういう妄想をしているからなのか椎名林檎が「頂戴」と書く時はたいていえろいからなのかはきっと誰にもわからない。
25 師の教え 篤間仁さん
棍の動きをこんなに書いている小説は多分生まれて初めて読んだと思います。
オチが来期出そうとてきとうに書いていたてきとうなお話と酷似していたので僕はもうどうしよう。感想どころではなくなったぞ。
26 その信仰は崩れない えぬじぃさん
種明かしを真ん中に持ってくるパターンをあんまり見ないのでおもしろかったです。よく見る、どうよ、意外でしょ意外でしょ、ほーら、と言わんばかりの作品はもういいよというところなので。
嘘かほんとかは読者にゆだねていいと思うんですが、タイトルでほぼ正解を言っている(ように思える)のがなんだかなぁ。でもこのタイトル好きです。