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岩西さん、こんばんは。

 わぁ、揺れてる。地震。たまげた。
 私は、「三」という数字から勝手に意味を読み取った口やな。言葉とか記憶とか、そういうのが主題の小説で、「一」とか「二」とか「三」とか、そんな数字が来るとどうしても私は警戒というか深読みしてしまうん。「一」やと、一人やから言葉なんてもんはいらへん。「二人」から、他者の発見、そして言葉の必要性が産まれる。「三」になると、「彼」「彼女」、いわば「you & I」の世界から第三者が入ってきよる。読み返した時、「三人」ってことから、私はやっぱ第三者がおる可能性を「勝手に」考えずにはおらへんな。私の解釈の癖だろうけど。

 あと一つ、誤解して欲しくないのが、私の「良く分からない」には、作品に対する否定的な意味は入ってないでぇ。子供の時に読んで「良く分からない」が、大人になって「良く分かる」に変わることなんて仰山あるし、解釈のピースが合わなくても、読んでるこっちは人間やし、作品の凹凸が変わらんでも、読んでるこっちの凹凸が変わって、うまく合致するなんてことは良くあることや。読み返した数で言えば、「療養所」が一番多いで。

 第151期の「無題(作者:かずや)」読んだで。
 冒頭で「深夜」なのに、「回転寿司」では「通学」かよ! なんてのは、夜学の学校からかも知れないし、そんな突っ込みはほっといて、この主人公の青春の幻影。初恋の幻影。ってなことを読み取りました。初恋の女性と恋愛が成就するなんてことは希だけれど、初恋のインパクトって大きくて、ずっと忘れられない。何かをきっかけとして、突然思い出してしまう。時には、あいつとあのまま結婚していたら、あんな娘や孫が産まれていたかもね、なんていうのを初恋の人と似た面影を持った女性から夢想してしまったり。
 どうしてそう読んだ? と説明できないけど、そう感じたって感じやな。

 旧暦での新年が迫ってきたな。それでは、良いお年を。

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