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宵待ち:
 「宵待ち」、私は、単純かも知れないけど、「宵の明星」を想像しました。つまり、金星。「客」は金運でも待っているのかなぁ。
 舞台は、白夜の夏。沈まない太陽を横切る金星。結構リアリティーがあるから、北緯66度以上の地域で夏を経験したことがある人が作者かなって思った。日本だと、1月くらいから「宵の明星」は見えるけど、「今日も日射しが暑い。」という文章から、冬ではないだろうし。

金平糖と僕達:
 「重さ」と「透明度」が同列に並んでいる。そして、登場人物達がどうも、小学生くらいの年齢のように読ませるのが、この作品の複雑さを加速させている。「重さ」に耐えるか、「透明」になるか、というような問いは、小学生にしては早すぎる気がする(社会人1年目くらいがその問いの適齢期?)。
 この「僕」と「優香」が高校性くらいであれば、お菓子が出ない日=親が不在の日、ということで、初体験おめでとう、というような感じ。

ひとめみた瞬間に:
 男女の応答。
 恐いと思ったのが、「貴男」の応答から女の「主人」とか「子供」への言及が一切無いこと。「貴男」は、この女性を、「旦那と子供のいる人」としてではなく、一人の女性として見ているということ。不倫に対する道徳観念の不在。
 「女」も、「主人」とか「子供」では無く、問題視しているのは、自分が親から愛されていなかった、という過去のこと。現在を問題視していない。男女2人以外の関係者が排除されている状況。恐いよ。

憧れの幽体離脱:
 『そうか、「恋人と一緒じゃなきゃ幽体離脱はできないんだ」司くんが言った。よく考えてみれば当たり前かもしれない。魂が肉体を離れるのだから。』の意味が分からなかった。『魂が肉体を離れる』のに、なぜ「恋人と一緒」である必要があるのか。

 私1人での試行錯誤=「1」。『丹田』=「へその下3寸」=「3」。「21gの魂」=「2と1」or「3×7(素数)」。『幽体離脱研究を始めて6日目』=「6」=「2×3」。
 1人では、「4」を埋めることができない。2人分の魂、『21g×2=42g』=『42の正の約数は 1, 2, 3, 6, 7, 14, 21, 42』で初めて、「4」の数字が獲得できる。

『幽体離脱研究を始めて6日目。次の日恋人の司くんが泊まりに来た』=「6+1=7」。『二人同時にふわっと離脱した』=「2」。『東京タワー』=「高さ333M」=「3×3×37(素数)」。『新宿』=「新宿区内の郵便番号上3桁は、160,161,162,163のどれか」。『スカイツリー=高さ634m=2×317(素数)』。『「空室」』=「空=0」。
 なるほど。『よく考えてみれば当たり前かもしれない』ですね。
 スカイツリーが建設されたから、634mという「4」の数字が現れ、「1人」では幽体離脱出来ないという制約が生まれたのか。1人では、「4」という数字を生み出せない。だから、「2人組」じゃないと無理なのでしょう。
 ちなみに、『太陽に向かって飛び始めた』のは、2人から、「太陽=Sun=3」に向かって行く。幽体離脱したまま死んだとかではなく、恋人2から新たなる1が産まれた。手狭になるであろうアパートから引っ越しをしたということであると読みたい。

 もう寝る時間だ。
 

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