仮掲示板

プロの1000字以内

 qbc様、フレドリック・ブラウンの「ノック」(『宇宙をぼくの手の上に』『さあ、気ちがいになりなさい』所収)などはいかがでしょう。たったの二文です。原本が手元にあれば、全部書いて紹介も出来るのですが、残念ながらないのです。ちなみに、これは星新一の「ノックの音が」(新潮文庫)のあとがきにも載っています。

Re:プロの1000字以内

ご返答ありがとうございます。


読んだことがありませんでしたので、
早速アマゾンで『さあ、気ちがいになりなさい』を
注文いたしました。
タンソさんのご推薦を読むのが楽しみです。


ところで、タンソさんは、
> ただの文章の羅列
とおっしゃいました。
私は、小説は「ただの文章の羅列」に
過ぎないと考えています。
結局、「ただの文章の羅列」に
読者が反応するかしないかでしか
ないと考えています。

そしてタンソさんの「なし」票という
「ただの文章の羅列」に対して、
いくつか返信がつきました。
これは、タンソさんの文章を読まれた方の
> 心の中でスイッチが押され
たからではないでしょうか?

一連のやりとりの中に、
> 「オチ」「スピード」「意外性」
はあったでしょうか、そして
> 主観つまりテーマ
はあったでしょうか。

私はあったと思います。
すべての要素を満たしていた
わけではないのでしょうが、
短編というサイトに参加している
方々の心理の文脈に対して、
タンソさんの発言は感ずるところの
ある意見を放ったということだと
読みます。

タンソさんは、「鍛錬投稿室」
というサイトをお挙げになりましたが、
そちらに愛着がおありではありませんか?
やはり「短編」に参加する方も、
「短編」に愛着があるのだと私は
思っています。


このあたりの一連を小説と名づけて
「ただの文章の羅列」を書けば、
面白いものになるのではないのかなと
考えます。




〉 qbc様、フレドリック・ブラウンの「ノック」(『宇宙をぼくの手の上に』『さあ、気ちがいになりなさい』所収)などはいかがでしょう。たったの二文です。原本が手元にあれば、全部書いて紹介も出来るのですが、残念ながらないのです。ちなみに、これは星新一の「ノックの音が」(新潮文庫)のあとがきにも載っています。

Re*2:プロの1000字以内

みなさま、1000字小説を
教えてくださいとの私の願いに
お答えいただき、誠にありがとうございます。


「掌の小説」川端康成
「夢で会いましょう」村上春樹と糸井重里
「SUDDEN FICTION」外国作家の人たち
「夢十夜」夏目漱石
「めくらやなぎと眠る女」村上春樹
「テレビピープル」村上春樹
「よるのくもざる」村上春樹
「ノック」フレドリック・ブラウン
星新一の短編集


以上の作品、読んでみたいと思います。
特に「掌の小説」は読もう読もうと思って
いたので、良い機会になりそうです。

ちなみにタンソさんにお薦めいただきました
「ノック」ですが、早速読まさせていただきました。

ご紹介では「2文」とのことでしたが、
実際は「2文」を中心にした短編でした。
しかしこの作品を読むことで、タンソさんが
おっしゃられていた「オチ」や「スピード」
の重要性に関するお話がよく理解できたように
思います。
鮮やかに裏切られる「オチ」はやっぱり
面白いものでした。これは、短いからこそ
の利点かもしれません。


ただ、私は、1000字きっかりの小説をできれば
読みたいと思っていたので、そういう意味では
やはり1000字形式そのものの参考になる作品は
これから作っていかなくてはならないのだなと
認識を新たにしました。


私からも、1000字ではないが、
短い文章の作品ならば知っているものが
ありますので、紹介させていただきます。

「カフカ寓話集」カフカ
「博物誌」ルナール
「悪魔の辞典」ビアス
「しゅじゅの言葉」芥川龍之介
「超短編アンソロジー」本間祐

運営: 短編 / 連絡先: webmaster@tanpen.jp