仮掲示板

(59期)一日ひとつ、18

18 美術館でのすごしかた qbc 1000

自分の作品のことを話すのはプラスな
ことだと思います。

前に書いたことがあるような気が
するのだけど、
「この小説のどこが面白いの?」
と訊かれた時は、俺は極力、答えるように
しています。

俺は自分が「面白い」と思う箇所があって
作品を書いています。
その箇所を面白く感じられない読者がいる場合、
その読者は俺と感性が違うことが考えられます。
感性が違うのはよくあることです。

そして、面白いというのは、
作者含めたくさんの人が面白いと
感じることだと思いますので、
書いた人一人が面白いと思う作品は、
面白い、とはいいません。
また、作者が「つまらない」と
言った作品でも、読者が「面白い」と
言えば、それは面白い作品です。
そういう基準で書いています。

自分が面白いと思った箇所を
他人に読んでもらい、
面白いと言われた箇所は活かし、
つまらないと言われた箇所は削る。
このトライ&エラーの繰り返しを
続ければ、面白い箇所だけを繋げた
作品が書けると思います。

いちばん気をつけなくてはならないのは、
つまらないものをお世辞で面白いと言う
読者を持つことだと思います。

運営: 短編 / 連絡先: webmaster@tanpen.jp