“世論誘導”に関しては、そうですね、無いとは言い切れないですよね。
でも、だからと言って全てが終わった後に感想が出てくるというのも、ちょっとさびしいような気がしてしまいます。(論点がだいぶずれますが、まああんまり論って感じでもないので御勘弁ください)
というのも、作者からすれば、感想と言うのは早くもらえればそれだけ良いものだと思うんです。作品を完成させてからの時間が短ければ短いほど、読者からの感想がストレートに作者に届くんじゃないかと思うんですね。あんまり時間がたちすぎると、作者は書いた当時の心理状態から離れ、作品が『過去のもの』になってしまいます。しかも意識が次の(あるいはそれ以降の)作品に向いてたりすると、なおさらです。
特に、「ここをこうした方がよりよい作品になると思う」というような内容の感想だと(少なくとも僕の場合は)顕著で、書いてすぐ言ってもらえれば「あ、そうか、じゃあ次は活かしてみよう!」と思えても、時間がたちすぎると、「あーまあ確かに、うん。まあでももう終わった話だしね」くらいの気持ちになってしまうんじゃないかと思うんです。もちろん、読んでもらえたことはうれしいんですよ! ただ、「まあこいつはそういう作品だしね」っていう感じで、欠点も含めて『そういうもの』にしてしまうところがあったりなかったり。作品が固形化してもう発展しないものになり、作者の向上心の向かう先がその作品から次以降の作品に移ってしまう。
この話は若干極端な例かとは思いますが、やっぱり作者からすると感想はいち早くもらいたいものなのではないかなぁと思います。もちろん個人差はあると思いますけど、そこはまあ、感想を見るか見ないかを決める決定権が作者の側にあるのでセーフってことにしてください。それに、その期のうちに感想が出たほうが、短編全体で盛り上がるでしょうし。
余談ですが、プロの作家さんたちの作品が、連載→単行本→文庫のルートをたどる時、連載→単行本の時は編集者の意見を多く求め、また参考にするのに対し、文庫化の時にはもう情熱が次の作品に移っていて、編集者はちょっとさびしいらしいです。聞いた話ですが。
あと投票者数の少なさは僕も毎回残念に思っているところです。
参加したんだから投票するのは普通なんじゃないかと思っていたんですが、どうもそうではないようです。(いや僕も投票し忘れたことはありますけれどね)
ただそれの原因が自薦禁止だから、っていうのはちょっと納得できません。想像だけですが。
確かに正直言えば、「俺の作品を差し置いて、なんでこんなつまんない作品に票が入ってるんだ?」と思うことはまあ、ありますよ、そりゃ。でも「どう考えてもこの作品には負けてる」っていう作品が、毎期最低2つ3つあります僕の場合。ごめんなさい嘘ですもっとあります。また、もし仮に「俺の作品が最高だ」と思ったとしても、「推薦作無し」で入れればいいと思いますし、自薦禁止を撤廃する理由にはならないと思います。ていうか自薦する時ってコメントになんて書くんでしょうね。僕だったら書けません。
まあでもともかく、このねばねばした長文をここまで読んでくれた方でまだ投票されていない方! ぜひ投票しましょう! 参加者50近いんですから、30人位は投票者がいてほしいところです。今までの状況と現時点での投票者数を見ると厳しそうではありますが。