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本文: 〉感想どうもです。 〉中盤以降で話ががらっと変わるというのは面白いですね。 〉僕にはそういった発想がないのでありがたく盗ませていただきます(笑) 〉 〉ところで、女を主人公の妻と仮定した場合はどうでしょうか。 〉この仮定で書かれた『「ある晴れた夕暮れに」1002Ver』を読んでみたいと思いました。 〉 〉 〉 〉 〉 〉 〉〉高橋唯「ある晴れた夕暮れに」(81期)感想 〉〉 〉〉 〉〉ある日男物の鞄をひろってみると、自殺したいと書かれた手帳と、持ち主の男と妻の写真がでてくる。こんなに美人妻がいながら悩むなんて贅沢なやつだ、と思った主人公はその妻を犯しにいくと決めるという話だと読みました。 〉〉 〉〉失礼ながら、いろいろと話の設定にも興味あるし文章も上手な作者だと思ったんですが、 〉〉 〉〉「そしてこの女を犯す。そう決めた。」 〉〉 〉〉という、一連の主人公の思考の流れについていくのが疲れました。というのも、これだと小説というよりも一人のキレた男の思考をたどっているようなものだからです。物語としてはもっといろんな声がききたいです。たとえばこの男はたしかに鞄を拾って女を犯そう、と思っているところに 〉〉 〉〉「鞄を拾ってまもなく、こんどは突然、俺の目の前で前を歩いていた男が女を殴りはじめた。男は品のいいスーツを着て、女もさりげなく身に着けた胸元の宝石が光っていた。つまりは俺にとって羨ましいカップルであったのだが、男は女を堂々と殴っているのだ。俺はひろった鞄の持ち主の美人妻のことも忘れて、すぐに殴られている女を助けに入った。男は俺の一発でヒイイと泣き声をあげてどこかへ行った。腕っぷしで認められる世の中なら俺もいい先いってたのだが……、と振り向くと、女が俺をみている。ありがとう、と女は言ってきた。ああ。俺は今から、女を犯しにいくところだったのだよ。ありがとう、強いのね。女がくり返し言う。俺みたいなカス相手にすんなよ、犯されるぞ。俺が言うと、だって私助けてくれたじゃん、いきなり知らない人のなのに助けてくれたじゃん、それにあたしだってカスみたいなものよ、と女。カスじゃねえよ、きれいじゃないか、きれいだよあんた、美人じゃないか、すごいいい女じゃないか、と俺。……そんなこと言っているうちに、俺はこの女と歩いていた。女は離れないし、俺はまず拾った鞄を交番に届けにいくことにした。不思議なことにあのマグマのような性欲はどこかへ消えていた。俺はこの女を大事にしたいと思っていて、そのために明日仕事を探しにいこうと思っていた。そういう自分が不思議だった。」 〉〉 〉〉と、中盤以降を自分なりに考えてみました。やはり、「女を犯しにいった」で終ろうとするラストというのは、私には主人公が残酷すぎる。というのも、小説とか物語というのは、「本当に俺がほしいのは一時的な欲望の発散ではなく、もっとあったかいものなんだ」という、本当はこうありたい、という精神的なものを掘り起こして形にする、そういう役目もあると思うから、落ちぶれた主人公を最後にそのまま落ちぶらせていく終り方にするのであれば、そんな小説を読んでも救われない……と私は個人的に思っています。 〉〉 〉〉ですが、私なりにこのテーマで書き直していると、なんだか書くのが楽しかったです。
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