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本文: 〉いつも感想ありがとうございます。 〉 〉ごめんなさい。 〉今月の作品は10年前くらいに書いた作品です。 〉前回のも10年前くらいの作品です。 〉前回の話の最後に10年前の出来事とか書いてあるのは、 〉投稿直前に書き足しました。 〉 〉〉 本年最後の感想です。なんとなく対戦形式で。 〉〉 作者の並びに少し違うパターンが見えて、やはり、想像なのですが、意図的に投稿を遅らせたりというのが微笑ましい。 〉〉 〉〉「かたち」対「まとって生きる」 〉〉 振り払えないもの。 〉〉「かたち」 〉〉 作者らしさ、が(「存続の条件」のように)上手く表現された作品だと思います。詩的なひとりごと、主人公の中でのみ昇華された感が強いので、そこを好きとするかで評価は分かれます。が、この詩的さが、つかみどころのないものを強調しており、それが、取っ付きにくさというか、読者を腑に落ちさせない効果をはらんでいます。だから、後味はあまり良くない。 〉〉「まとって生きる」 〉〉 今の自分は本当の自分ではないんだ。みたいな書き方ってたまに目にしますが、いつも思うのは、それも含めて自分だってことです。主人公に言わせてはいますが、作者に秘められている、逃げ、なのだと思います。だから、昇華されていない。誰だってここまでは書ける。放棄しないでその先のことまで表現できていれば、評価は違っていたかも知れない。 〉〉 〉〉「待ち合わせ」対「曇りのち雨」 〉〉 何の繋がりだったのか忘れた。 〉〉「待ち合わせ」○ 〉〉 男・男だとの認識で読み進めていった。君・恋人だとわかった。良く練られている作品だと感心しました。一筋縄で理解させないあたりは「卓くんとの再会」などを彷彿とさせます。ただ、票を入れたいかと言うと迷うところなのです。良い作品なだけにタイトルがつまらないのは残念です。 〉〉「曇りのち雨」 〉〉 真面目に書かれてあるけど、面白いと思えないのは何故なんでしょう。これは「ラスボス」「みずうみ」「信仰」などにも共通しています。説明的過ぎるのかなとも思いましたが、どうも作者のツボに私は入れないようなのです。例えれば、味のないものを食べている感じ。咀嚼するが、味わえない感覚。 〉〉 〉〉「イエロー・ゴッド」 〉〉 ちょっと尖り過ぎてはないかと投稿する際に思ってはいたが、他作品と通して読むと埋もれ過ぎずといったところになった。 〉〉 〉〉「阿部マリオの冒険」 〉〉 やはり、小説ではないな。小説ではないから「安倍」と書いた方が素直だと思った。何故、人はリーダーとなった人を否定するのだろうか。 〉〉 〉〉「冷蔵庫」○ 〉〉 前作からの変容。で、どうなることかと思ったが、軌道は安定してきているようである。最初に思ったのは、読むよりも言葉に出した方が作品が生きるということ。wisの声で聞きたい。 〉〉 軽やかな作品で、評価どうのこうのはナンセンスでもある。だから、難しい。一定の評価は付けるが、これが絶対という、確固たる評価は見出だせない。入れる。入れない。花ビラ占いで決める。 〉〉 〉〉「志し」 〉〉 決意のようなものかな。次作、生きた文字を期待します。 〉〉「奇妙に装飾された」からの「何にも包まれていない生まれたての姿をした手紙」には違和感を覚えます。この段階でツマズイタ違和感を最後まで引きずりました。もっとシンプルに書いた(この手紙の最終段落であったであろう〜〜の一文などは読めば読むほど分からなくなる)方が読みやすいです。 〉〉 〉〉「夜のむこう側へ」対「ドア」 〉〉 井戸、繋がりで。 〉〉「夜のむこう側へ」◎ 〉〉 作品の質が問われるのはもちろんであるが、コンスタントに作品を発表していることは評価できる。破壊的な作品が一段落して作者の良さが、やっと、垣間みれた気がしている。これ、結構、いいのでは、と考えている。 〉〉「ドア」○ 〉〉 ループという作者最近の傾向。「山脈」とダブる部分あり。ちょっと飽きるが悪い評価ではない。悪い評価ではないが、マンネリは隠せない。パターン化する前に別の展開を見せて欲しかったが、次回にそのことは期待しよう。 〉〉 〉〉「12月の恋人たち」対「ではこれで」 〉〉 あのはなし繋がりで。 〉〉「12月の恋人たち」 〉〉 中身を見出だせなかった。と思い、インテリ臭で嫌悪している自分がいた。食わず嫌いは良くないな。反省。 〉〉 で、あのはなし、と、それに似た主人公の体験。前半は、あのはなし、で埋められ、それを追って主人公の体験が綴られるから、同じはなしを二度、読んでいる印象が強く出て、それが真新しくないから、中身を見出だせないことに繋がる。 〉〉「ではこれで」 〉〉 今年最後、を締めくくるタイトルとしては秀逸である。 〉〉 この作者の作品を読むと、やっぱり「いつも大変お世話になっております。」が一番だなと、つくづく思わされる。私にはそれがひとつの基準になる。「いつも大変お世話になっております。」を越えなければ、票を入れようとはならない。悪いとは思わないが、良いとも思えない。ではこれで。
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