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 チキンさんやタンソさん、黒田さんのご意見を伺っていると、個々の作者さんの意図であるとか、努力であるとか、そういうものがあまり語られず、昔の短編であるとか、サイトの傾向であるとか、そういうお話が出ていて、今現在の一参加者としては、「そうなのかなあ。どうにも変に方向づけされたくはないなあ」という気持ちです。

 私の経験では、自分の作品をなるべくたくさんの人に読んでもらうためには、はじめは自分の表現を狭めない方がいいようです。人の作品を読む時も、十把ひとからげに決めつけるよりは、自分が作品をじっくり読んで個々の面白さを見つけていく方が、どれだけ学びがあるか計り知れません。他の人の読み方も勉強になります。(恥ずかしながら申し上げますが、おかげさまで小学館からささやかな賞を幾度かいただくこともできました。)

 サイトの傾向らしきものをあげつらっても、そのことによって自分が多くの人に読んでもらえる作品をものにできるわけではありませんからね。読書と創作は呼吸のように表裏一体、不可分だと思っている(癖を掴む努力はできても)私としては、ここの作品に限らず、一つ一つの創作を自分がどう読み、それを自分の表現にどう生かして発信していくか、そういうことだと思っています。それでも未熟者ですから100%の作品・感想ができたためしはないですけどね。まだ道は遠いです。

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